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【肉感】 詩。

 ベリーダンサーを観る如く
 あなたを観てゐたかつた...
 (偽アポリネール)

結局私の帰るところは
詩しかないのだから -
官権なんかゞ口出しゝてきても
やはり今夜も描く、

私の記憶の中のネオンを
それから五月に咲いてゐた
躑躅のサイケデリクスつぽさを...

あゝあなたがそんなに
世間一般的な意味での淑女ぢやなければ
今ごろパイレート・ラヴしてゐたかな?
でも結果として詩のネタ*へと

評価は下落、

(芭蕉が月日は百代の過客と看破したとき
寂寥はいかゞなもんだつたか
先覺者の。)

そんな事も一顧だにせず
眞つ昼間、
私は出來ればあなたの腰に手を回し

ヤニさがつてゐたかつたもんだが!

〈ペヨテでもやつたれテレビぢやガースーをまともの頂チャウと云ふ今こそ「視よ」 くにを〉

©都築郷士

筆者近影。

*本当に大事な人ならば、押し隠しとくもんです。

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