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マクロな系でのエントロピー増大の法則?

家の片づけを行おうとしても、一向に終わる気配がない。片づけをある程度の目処で済ませたとしても、いつの間にか再び汚れていたり、何かが散らかった状態へ化してしまう。

熱力学で学ぶエントロピー増大の法則は、ミクロな系での断熱下の前提条件下で成り立つとされる理論のはずだ。しかしながら、現実世界の、マクロな系での、断熱効果のまったくない安普請(やすぶしん)の家においてなお、部屋を片づけた直後にすぐとっ散らかってしまう様子を目の当たりにすると、この法則がミクロナ系でもマクロな系でも成立しているかのように思えてしまうのが悲しいところだ。

ちなみにこのネタ、大学に入学したばかりの物理学徒がよく使うネタであるが、彼らが語るエントロピー増大の法則は熱力学第二法則となるが、これとは別の「エントロピー」ネタもある。それは情報理論におけるものである。

情報理論を学ぶ学徒にとって、エントロピー(平均情報量)は事象の起こりにくさ、つまり発生確率を表す尺度となる。

私が聞いた話では、この平均情報量としてのエントロピーと、自己情報量(自己エントロピーとも呼ばれる。使用する教科書によって呼称が異なるようだ)を関連付け、告白が成功するか否かを理論化する試みがあるらしい。

どちらのネタにおいても、はっきりしていることがある。人間の煩悩は拡散し続けながら、なおも自己増殖的にアウトプットをし続けてしまう様が観測できる、という点だ。

ちなみに、何かをかっこよく語った風にここまで読まれたらそれは著者として心外だ。これはただの煩悩ネタとして捉えていただければ。。。

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