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ピンチはチャンス ではチャンスは何?

ピンチはチャンスという言葉がある。大橋武夫という、戦後に東洋精密工業の社長へと立身出世された人物が語られた言葉と伝えられてある。この大橋氏は元陸軍参謀だったこともあり、戦場を命からがら生き延びた経験があるので、くぐり抜けた修羅場のその地獄度合いが半端ない。そのため、このピンチには戦場での絶望がニュアンスとして含まれるように想像され、非常に重い感じがしてならない。

さて、このピンチはチャンスだが、熟語でも類義語はたくさん存在する。災い転じて福となす、塞翁が馬、怪我の功名など、どれもピンチからチャンスへと転換するニュアンスがあり、太古から存在する人間の普遍的な経験だろうと推察できる。

では、ピンチはチャンスの主語述語を逆転させれた言葉はあるか?文字に表せば、チャンスはピンチとなるが、これと似た熟語は考えうる限りは思いつかない。チャットGPTに質問しても、栄枯盛衰や一失足成千古恨(いっしっそくせいせんここん、一度の過ちが取り返しのつかない後悔や失敗を生むこと)と若干、ニュアンスが異なる熟語を提案された。また、ネット検索しても、野球解説で造語として使用される言葉となり、せっかくのチャンスを潰して、ピンチに陥ったのように説明される

チャンスはピンチを現実生活で落とし込めば、例えばドラえもんやのび太のママがのび太へ勉強しなさいと怒っている世界線と同じか?誰もが子供の頃に勉強しなさいた親から何千回も怒られ、それでも勉強せず若い時間を過ごし、そして今のピンチな状況に陥っている。冷静に考えれば、どれだけのチャンスを潰して、今のピンチな現実に陥っているか?誰でも、この状態に共感できるでしょ 笑?

さて、ピンチはチャンスなる言葉は、逆転のニュアンスが含まれるので、もっと警戒を促す言葉にもできるかと思う。改めて別の言葉に作り変えると次のとおりかと思う。そして、この言葉は自分が就職活動中に面接で陥(おちい)った隘路(あいろ)を表している。

チャンスはピンチ ピンチはピンチ

人生、常に逆境だらけと悟れれば幸甚です。


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