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忍法 死んだふり(ビジネス ランチ編)

ある有能なサラリーマンで、なぜか異様に美味しい飲食店を多く知っている人がいる。彼は飲み会に誘っても参加するタイプではなく、家族がおり、終業後、すぐに直帰するタイプで、そんなに金があるわけでもないと思われ、仕事終わりに誰かと食事するような社交的な人でもまずない。それにもかかわらず、美味しい飲食店先をたくさん持っており、それもその人自身が足を運んで開拓したお店とのことであった。なぜそんなに美味しい飲食店を知っているのかを訊いたところ、たまたま口を滑らせたので、その極意をメモがてら残しておく。

  1. ランチ営業している、高めのお店に足を運ぶ

  2. 本社勤務だった時、お昼時に電車で2,3駅先のお店を開拓

  3. 職場の人出が少なくなるシーズンにランチで遠出

1つ目だが、高級な飲食店を夜に利用してては金銭的な支出が多くなるが、ランチであればお財布事情にも合致するケースがある。多少高くても、高いお店でもランチの相場は2千円ぐらいもあり、そこで味を確かめるのはアリと。

2つ目は、完全に目からウロコとなる。営業で外訪する仕事であれば職場から離れた飲食店を利用するのはイメージ付いたが、事務仕事している人がまさかランチのために電車で移動しているとは思わなかった。たしかに、定期券の範囲内であれば、電車代もかからないし、これは悪知恵だ。

最後のは、年末年始で人が出払う時、夏休みや冬休みのシーズンで管理職等がいない期間、ランチのために遠出しているとのことだった。

世の中、仕事のサボり方が上手い人がいる。これはその人を批判する意図はなく、彼は仕事のメリハリがついているためか、仕事がとても早いことを付言しておく。

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