戸籍ブレイカー?例外的苗字運用?選択的夫婦別姓で同姓の私たち
Xで見かけたけんすうさんの書き込み
現状でそれなりに運用できている制度を変えるとなると、やはり賛成反対の意見が出てくるのはつきもの。
賛成、反対、特に意見はない、色々あると思いますが、一つの情報として
現在進行形で夫婦同姓で別姓の私たちの事例をご紹介してみようかなと思います。
まず、Base Side Farm園主デュラント 安都江
旧姓は伊藤。
オーストラリア人のデュラントさんと結婚しました。
基礎情報として国際結婚は基本的に夫婦別姓。
手続きをすることによって選択的に夫婦同姓が認められています。
今日本で議論されている逆パターンで、昔は夫婦同姓になりたくてもなれなかったのです。(詳しくは国際結婚の歴史をご確認してください)
婚姻届けを出す時に届け出をして日本人側の姓を決める事ができます。
結婚~10年くらいは会社勤めで、正直改姓面倒、もしも子供ができて子供が日本の学校に通うなら日本人姓の方が何かと便利かなと思って
①夫婦別姓
妻は旧姓 伊藤のまま
夫も旧姓 デュラントのまま
ですが、ここで国際結婚ならではの制度、通称名の登録ができます。
夫の通称名を「妻の苗字」という根拠から伊藤にしました。
②書類上夫婦同姓
妻 旧姓 伊藤のまま
夫 オーストラリア側の書類上デュラント 日本の通称(住民票等)は伊藤
そして子供もいないし、個人事業主としてやっていくなら伊藤ではなくデュラントの方が外国のお客さんが問い合わせしやすい?一生に一度の事なら苗字変えてもいいかな。
などと色々な理由で、妻の苗字変更の為、家庭裁判所へ
③夫婦同姓で別姓
妻 デュラント (パスポート上もヘボン式ではなく夫の苗字のスペルに)
夫 オーストラリア側の書類上デュラント 日本の通称(住民票等)は伊藤
とまぁ、子供のいない国際結婚夫婦という限定的な状況ですが、一番トラブルになりそうな役所関係でも、夫婦で苗字が違うからと問題が起きたことは今のところなく、家族関係も良好に過ごしております。
唯一あるとすれば、健診で同時に病院に行った時に「デュラントさん」と呼ばれて二人同時にそわそわして「私?」「僕?」ってなるくらいです。(正解は「私」健康保険証も夫は伊藤さんです)
選択的夫婦別姓で戸籍が崩壊すると心配される意見もありますが、それを言っては国際結婚や子供がいない夫婦も崩壊の要因になりそうですね。
あくまでも選択肢の一つなので、同姓しか認めないお家もあるでしょうし、好きにすれば良いと思うお家もあるでしょう。
選択肢が増えることでメリットもデメリットもある中、幸福になる人が増えるのであれば良いかなと思います。