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読書ログ「みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに」
日帰りで高松に遊びに行き本屋「ルヌガンガ」で買ったZINE。「ルヌガンガ」は高松に行くと毎回立ち寄っている
タイトルがよすぎるのと変形サイズの装丁がおもしろくてつい買ってしまった。著者は自費出版ではない書籍も出されているとのこと
内容がわりと体温低めな文体でだいぶすきな感じだったので書籍も買った。まだきていない。届くのが楽しみ
日記を書いて売るということをしたくなる。こんなにタイトルと読み手が受け取ることのできる骨子のメッセージとが一致する本にははじめて出会った。本のタイトルってすごい大事だ(あたりまえ体操)
同人誌はつくったことあるけどZINEはつくったことがないのでいちどつくってみたい。同人誌は売れたときめちゃくちゃ嬉しかった覚えがあるので(いまだに発行部数まで覚えている)
でもまあいまは自分の本より先にソドワの自卓本をめちゃこだわって作りたい。自分の本はそのあとだ
そういえば「小出版レーベルのブックデザインコレクション」っていう本がめちゃくちゃよかったので買ったのであった(ぜんぜん読めてないけど)こういう装丁にこだわるの、見ているぶんには「いいな~」と思うのだけど、自分のつくる本に施すとなるとウ……となって「もうマット加工だけでいいや」となる。”デザイン”と名のつくもの全般にうっすらとした苦手意識がある。苦手意識というべきか自信のなさというべきか、どこかが間違っていたりダサかったり見当はずれだったりするんじゃないかという不安でいっぱいだ。たぶんデザイン界隈にうっすらと蔓延している冷笑文化みたいなものにちょっとしたトラウマがある。そういう一部界隈の人ってみんな妙に真顔で怖い(偏見)
あと、さすがに本文の内容とかはもう割り切って自分に書けるものしか書けへんのやと諦めているけど、デザインはなんかこう「もっとやれるのに」みたいな気持ちがある。たぶんそれは見栄なんだろうな。かといって中身だけ見てくれ!内容一発勝負!みたいな気風のよさも出せない。ガワを諦めることができない。ガワがいちばんハッタリが効くという点で、発信者が自分の創作物をPRするチャンスをみすみす棒に振るのと同じことのような気がしてしまう
いずれ日記本とかつくって文学フリマとか出てみたいきもちめちゃくちゃあるけど、とりあえず出てみたいというだけのモチベーションで本を刷るところまでいけるかどうかはなはだ疑問ではある。いっしょに出てくれる人がいれば心強いのだけど……チラッ……チラッ……
ぜんぜん本の感想じゃないな