キャリアベース岩手

「キャリアベース岩手」は、岩手県北部・沿岸部の事業者や自治体の人材募集を支援する「地域…

キャリアベース岩手

「キャリアベース岩手」は、岩手県北部・沿岸部の事業者や自治体の人材募集を支援する「地域の人事部」事業です。採用から育成、定着までを包括的にサポートし、地域の豊かな自然資源を活かしながら、「農山漁村キャリア」を創出するプラットフォームです。

最近の記事

北三陸の冬の暮らし

岩手の冬はとても厳しい寒さに包まれます。特に沿岸部では、平均気温が0℃前後まで下がり、冷たい風が吹き付けます。それでも、冬ならではの楽しみもたくさんあります。例えば、内陸の降雪地帯では、雪が待ち遠しいという地元の方もおり、冬のアクティビティが盛んです。雪が積もった山を登る際には、かんじきと呼ばれる木製のスノーシューを使います。これは、雪深いエリアでの移動を助けるもので、雪山を歩く際に足が沈まないようにするために使われます。アウトドア好きの方にはぜひ体験してほしいアクティビティ

    • 北三陸の秋の暮らし

      岩手の秋は、穏やかで心地よい季節です。夏のやませのような特徴的な気候こそありませんが、澄んだ空気と心地よい気候が出迎えてくれます。冷暖房要らずの心地よい気温に、休日は紅葉狩りに出かけることも珍しくありません。岩手県はブナやミズナラと言った広葉樹が多く、日本でも有数の紅葉スポットです。 秋の味覚として、岩手の秋を彩るのが松茸です。香り高い松茸は、地元で採れる新鮮なものが市場に並び、贅沢な秋の味わいを堪能できます。焼き松茸や松茸ご飯など、旬の松茸料理は、この季節にしか味わえない

      • 北三陸の夏の暮らし

        岩手の夏は涼しい。 東京と比べると、平均で3〜5℃分涼しく、避暑地として最適です。東京では真夏にエアコンなしでは過ごせない日々が続くこともありますが、岩手の夜はクーラーが必要ないほど快適です。この涼しさの理由の一つは、やませと呼ばれる冷たく湿った風が吹くことにあります。やませは、農業においてはしばしば害を与える存在として恐れられますが、猛暑が続く中では、この風が大いに役立ち、地域の人々にとっては涼をもたらす救世主のような存在です。 また、岩手の沿岸部には豊富な海産物が自慢で

        • 北三陸の春の暮らし

          岩手の春は、雪解けと共にゆっくりと訪れます。厳しい冬を越えて、自然が一斉に目覚めるこの季節は、命の息吹を強く感じることができます。 岩手の春を象徴するのは、やはり山菜です。3月になると、まだ霜が残る大地からふきのとうが顔を出し、春の訪れを告げます。ふきのとうは春の山菜の先駆けで、その独特な苦味は天ぷらなどで食べると美味しくいただけ、地域の人々によく愛されています。 その後、4月から5月にかけては、次々と他の山菜が顔を出します。コシアブラやタラの芽、タケノコ、ウド、そしてワ

        北三陸の冬の暮らし