『甲子園を目指せ!古豪復活の道のり』 タイムリー編集部
タイムリー編集部の高校野球シリーズ第3弾。
かつては人気、実力共に甲子園を席巻した「古豪」6校に焦点を当てて、伝統を力に変えている指導方法を探っている。
掲載されている高校は、松山商業、前橋商業、広島商業、箕島、横浜商業、熊本工業の6校で、全て強豪と言われる公立校である。
意外であったのは、ここまでの伝統のある高校だと、かつてのしきたりを守らないといけなかったり、厳しい指導を敬遠して部員が集まらなかったりするのではないかと思っていたが、どこも現実はそうではなかった。
礼儀や挨拶など、社会に出てから必要なスキルを身に付けさせつつ、生徒との対話やコミニケーションを重視して、生徒に考えさせたり意見を取り入れたりしながら指導にあたっており、部員も多く在籍しているとのことであった。
どの学校も新しいチームとしてのあり方を模索しているということが、すごく伝わってくる内容であった。