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『凡事徹底』 井芹貴志
熊本県のサッカー強豪校である熊本県立大津高校。その大津高校サッカー部の監督を長年務め、低迷していたサッカー部を全国大会常連校に育て上げたのが、この本の主役である平岡和徳氏である。
平岡氏の指導哲学の根底にあるのが、この本のタイトルにもなっている「凡事徹底」という言葉。
一般的にはこの言葉は「当たり前のことを当たり前にやる」と解釈されがちである。
しかし実はもう一段深い意味があり、「当たり前のことを人並み以上に一生懸命やる」ということだと平岡氏は解釈している。
他の学校と違うところは、この「凡事徹底」という言葉を、サッカー部だけではなく学校のスローガンとしているところ。そんなところもまた大津高校サッカー部の強さの秘密なのであろう。
「人づくり」に重点を置いた指導の核心がこの本には多く綴られており、大変参考になった。