『考える野球2 家練マニュアル』 遠藤友彦
駒大苫小牧が甲子園の決勝に3年連続で進出した際に、アドバイザーとしてチームに帯同していた遠藤友彦氏の著書。
遠藤氏のチーム育成論は「弱者が強者に勝つためには」ということを常にベースに置いている。
この本では、特に今のようなコロナ禍においてなかなか外で練習ができない時に、家の中でどのようなことを心掛けて練習すれば良いかということを中心に語られている。
ただ単に素振りをすれば良いわけではなく、カウント、ランナーの状況、点差、ピッチャーのタイプ、右か左かなどをイメージして、なるべく実戦に近づけて行うこと、ゴロ捕球も正面の打球だけではなく、左右に逸れた打球、逆シングル、ランニングスローなど難しい体勢からのスローイングまで意識して行うことなど、打撃・守備・走塁・心と体に分けて細かく紹介されている。
箇条書きになっているので、生徒にも伝えやすいと感じた。
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