好きなバンド4 BaseBallBear 曲紹介
久しぶりの投稿となってしまいました。
今回も引き続きBaseBallBearについてつらつらと紹介したいと思います。いつも好きなバンドについて話しているけど、結局どの曲が好きなの?とか分かりやすさが良いとか言ってるけど、お前の説明長くて分かりにくとか思われているかもなので短めに、端的に好きな曲の解説やら感想を書きたいと思います。(既にここが長い、、、、、、、、、、、)
書きたいこと伝えたいことをまとめるのは難しいと実感しております。
ブログやらネットで何かを調べる人は結論情報が欲しいんだなと思います。それにこのサイトでしか得られない独自性みたいなものとか目には見えないけど、この文に惹かれるとかがないと自分の様な長い文章は読まないなと、自分自身がサイトを見ている時に感じます。
このブログでは、現存する情報だけではなく、感じたことやら意見等少し色をつけて楽しんでいただけるようにしたいと思う所存です。
今回は、タイトルの通り曲紹介です。
前回5曲程選曲しましたので、その5曲について解説したいなと思います❕❕
・Seventeen Romance
セカンドアルバム「十七歳」からの選曲になります。
このセカンドアルバムはテーマとしてTHE青春です。
THE青春とは、皆さんが抱く学生時代に感じる甘酸っぱさ、辛さ、楽しさ、感動等あの時、あの場所、あの人とでないと生まれてこない現実的で淡々ともの。
それを小出さんの言葉の引き出しを少しずつ開けていった内容と、バンドサウンドでポップに仕上げている作品です。
リード曲は、言わずもがなの「17才」という曲です。この曲をBaseBallBearの代表曲とする人も多くいると思います。確かにBaseBallBearとして大切なテーマで今後の楽曲との関連性もあります。
このアルバムの中で私は、「Seventeen Romance」という曲を紹介します。
この曲にであったのが私が17歳の時です。丁度受験勉強を始めて英単語帳を持って登校していました。
その中でこの曲の歌詞に、
人のいない車両 1年ぶりの
気まずい再会 ふたり、目合わせない 中吊り見るふり 向かいの席の君
そっと見てみた 君は英単語帳見ていた
この4行程が耳に入ってきたときに、これは良い曲だと高校生ながらとても現実的に分かりやすく体に入ってきた記憶があります。
曲のサウンド自体は、BPMはゆっくりでドラムの入りが、「ダッダッダッダッダッ」、「ダッダッダッダッダッ」、「ダッダッダッダッダッ」と三回このリズムから入ります。このリズムとその間にギターが入っていく感じがバンドっぽいというか、こういったゆったりした曲でもバンドサウンドで工夫して昇華させているなと思い、この生々しさが切なさと哀愁が漂う曲に仕上がっているなと思います。
この曲は、生々しい哀愁さと切なさを感じるサウンドと現実的な歌詞が寄り添っているバランス感が良さだと思います。
もっと簡潔にいうと、サウンドに対しての歌詞が素直なことだと思います。
小出さんお得意の同じことを繰り返す歌詞の仕掛けとかもあり、キャッチーさもある曲です。
青春を味わえるこのアルバムの中でも、またそれを深く楽しめる曲なんじゃないかなと思います。
ライブで聞きたい曲です。
・リアリティーズ
次は7枚目のアルバムである「光源」からの紹介です。
今回はこの二曲を紹介したいと思います。
この二曲を選んだ理由としては、二曲とも青春がテーマとなっているからです。
7枚目のアルバムのテーマは二回目の青春です。
これは以前ギターの湯浅さんが脱退してから初めてのアルバムでBaseBallBearとして新しい体制での楽曲の為、原点回帰の意を込めて青春というテーマに戻ったアルバムになります。
そしてもう一つの大きなテーマとして並行世界(パラレルワールド)があります。
様々なアーティストが取り上げるテーマですが、BaseBallBearらしい解釈で昇華しているアルバムかと思います。
このアルバムの紹介も別途したいなと思います。過去の曲との跨りや続き又は、違った選択等ありかなり素晴らしいアルバムだと思います。
その中でオススメが「リアリティーズ」です。 サウンド面は英国のロック調で歌詞は差別、比較等、青春において否が応でも直面する小さな箱の中での他人を蹴落とす為の比較と自分の椅子(居場所)を確保する、みたいなそんなどうでも良いこと、人からの視線を気にしながら生活することに必死になっていあた日々を重低音かんあるサウンドで表現した楽曲です。
曲の展開としてもこういった洋楽調の展開ができるBaseBallBearの引き出し多さ、新たな深化を感じました。進よりも深いが似合う変化でした。
私が好きな歌詞を一部紹介します。
天秤がちがう 錘だってちがう 量られてるのにさ
どうでもいいこのピラミッド 無視したっていいよ
絆ごと ほどいてゆけよ
ここからの展開とこの歌詞がこの曲の全てだと思う大事な部分だと思います。スクールカーストを「このピラミッド」で表現しているところと自分のきつく締まった心(表面の絆)を絆ごとほどいて自由に生きようみたいな一歩、一歩進めよと過去の自分に語る口調で時を超えたこの部分こそ、この曲いや、このアルバムの真の意味なのかなと思います。
小出さんが自身バンド組んでから学校では嫌われてても、学校の外で自分を評価してくれることにこんな小さな世界がどうだってよくなったと話していました。
いかがだったでしょうか。
こちらの二曲以外にも良い曲もありますし、聞く人によって抱く思い、考察は変わってくると思うので、自分の答えや思いを見つけてみてください。
次回も曲紹介をしたいと思います。