週刊フットボール#3

今週のピックアップ


【15年振りの悲願ならず】アーセナル完敗 シティの完成されたサッカーの前に成す術なし

Arsenal 1-4 Manchester City
 プレミアリーグ第33節アーセナル-マンチェスターシティの首位決戦。アーセナルからすると3戦勝ちなしとここにきて不調が続いている。ディフェンス陣の調子が上がらず、3戦7失点と首位チームにはふさわしくないサッカーだ。

 対するシティ公式戦17試合無敗と調子を上げ続けており、CL・カップ戦ともに勝ち進んでいる。絶対王者になりつつあるシティだが、久々にシティのサッカーをみて、完璧すぎる内容だった。

 デブライネとハーランドのコンビ。まさに鬼に金棒。デブライネのパスやハーランドの落とし、デブライネのシュート、ハーランドの走力など突出したものの完成形のようなクオリティでアーセナル守備陣を圧倒した。ギュンドアンやストーンズ、アカンジ、ウォーカー、ロドリ、グリーリッシュ、ディアス、エデルソン、ベルナルド・シウバ全選手の集中力が研ぎ澄まされているように感じた。

 ゴールした後に怒るペップ。プレーが途切れるとペップのもとに集まる選手たち。常に話し合うディフェンス陣。ペップシティはレベルが違うのか。

 アーセナルは、シティのプレスを思ったように回避することができずにミスをして失点。チャンスすら作り出すことができなかった。

 アルテタアーセナルが優勝する確率は、10%を切っており、シティが優勝する確率が高まっている。

 ここから全勝して望みをつなぐしかない。

【1年での昇格】ライバル相手のチャンピオンシップ優勝 コンパニが魅せるフットボールとは・・・

Blackburn 0-1 Burnley
 バーンリー復活おめでとう。わずか1シーズンでプレミアリーグへバーンリーを復帰させたコンパニ監督。ベルギーのアンデルレヒトで実績を残して、挑んだイングランド初挑戦。

蓋を開けてみたら45試合終わって、28勝14分3敗84得点35失点勝点98と他のチームを圧倒した。昨シーズンのダイチフットボールが思い出せないほど進化している。

若い選手が多く、来シーズンも楽しみな陣容だ。しかし、レンタル選手も主力に含まれており、CBバイヤーやLMテラ、LSBマートセン、CBべリスなどプレミアリーグ用にどのような選手を獲得するかも楽しみだ。

【CL権争い】混戦のセリエA ピオリvsモウリーニョvsインザーギvsガスペリーニ

 第32節を終了して、ナポリの優勝は間違いない。2位以下の欧州カップ戦出場権争いが激戦となっている。順位表を見てみよう。

1位 ナポリ 79
2位 ラツィオ 61
3位 ユベントス 60
4位 インテル 57
5位 ミラン 57
6位 ローマ 57
7位 アタランタ 55

32節はミラン-ローマが勝ち点を分け合い、インテルはまさかのラツィオに3‐1の勝利。アタランタはトリノに順当に勝った。ユベントスは好調ボローニャに苦戦し、ドロー。

残り6試合となっている中でも、全く予想がつかない展開となっている。各チームの残り対戦相手を見てみて、私的に順位を予想してみました。

1位 ナポリ
2位 ラツィオ
3位 ミラン
4位 ローマ
5位 ユベントス
6位 インテル
7位 アタランタ

3位ミラン=ここにきて堅守を取り戻してきているミラン。CLにミラノダービーが控えているものの、ラツィオとユベントス戦が控えている。前回は大敗しているラツィオ戦だが、調子の悪い時期だった。ユベントス戦は勝利している。

4位ローマ=アタランタ戦に敗れてしまったが、大切なのはインテル戦とフィオレンティーナ戦だろう。基本的には、ディバラがいればかなり試合を有利に進めることができている。しかし、ELでも勝ち進んでおり、レバークーゼン戦もある。勝負強いモウリーニョ監督に賭けて4位という強気の順位予想をしてみた。

5位ユベントス=アタランタ戦とミラン戦を控える。その他は降格争いのチームが多く、勝ち点を取り切るのが難しいのではないかと考えた。

6位インテル=不調が続き、点の取れない試合が多い。コッパイタリアとCLが残っており、モチベーションはそちらの方が優先なのではないかと思う。コッパイタリアに優勝するとELの出場権は獲得できる。CL権を獲得することはインテル首脳陣からすると必要不可欠ではあるので、どのような選手起用にしてくるのか。主力と控えでのサッカーがあまりにも違うため、控え選手をいつどのタイミングで使ってくるのかがキーとなりそうだ。

7位アタランタ=アタランタが7位という理由はありません(すいません)。なんだかんだ7位なのかなって思いました。


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