【農家さん・子育て家庭を支援する、オタガイサマプロジェクト】クラウドファンディングの結果全公開(222名:775,600円|農家さんへ入金完了)と、今後の仕組みづくりのご報告
ご支援してくださったみなさま
こんにちは。プロジェクトメンバーの音羽です。
コロナ禍でみなさまも大変な状況の中、たくさんの心あるご支援を本当にありがとうございました。こうして皆様のご支援をいただき、その支援で自分ではない誰かの支援ができるご縁と活動ができたこと、本当に嬉しく思います。
今回はメンバーを代表して、クラウドファンディング結果と今後の仕組みづくりについてご報告いたします。
1.クラウドファンディング結果|655,718円(Campfireさんの手数料を引いた全額を農家さんへ)
2.おすそ分け野菜の提供|13家庭へおすそ分け野菜の無償提供
3.賛同生産者さんの状況|生産者さんと、継続して調整中
4.今後のアクションプラン|継続できる仕組み作り、Webサイト公開
(オンライン食の駅・食べメグマルシェ https://tabemegu.com/)
5.なぜ、オンライン食の駅?|地元の課題(地産地消・フードロス・地域コミュニティなど)に、地元が取り組むきっかけに!6.生産者さん募集、参加地域の募集|地域をまたがる課題(食の見える化、地域間格差など)に、地元同士がつながるきっかけに!
急激に毎日が変動する中で、一つの小さな農家さんが始めたおすそ分け活動を支援するために、そのタイミングで最善の選択として選んだクラウドファンディングでしたが、メンバー全員が初めての挑戦でした。
友人・知人のみなさまへご紹介いただいた中で、到着連絡や初めて見る名前がわからない野菜など、ご迷惑をおかけした部分もありましたが、地元の生産者さんを支援したいというメンバーができるかぎりで力を出し合い、222人もの方々とご縁がつながり一緒に生産者さんを支援できたと考えております。本当にありがとうございました。
同時に、今後につながるアイデアをたくさんいただけました。本当に嬉しく思っております。
以下、簡単ではございますが、報告内容になります。
1.クラウドファンディング結果|655,718円(Campfireさんの手数料を引いた全額を農家さんへ)
222名の方から、775,600円のご支援をいただきました。Campfireさんの手数料を引いた全額を農家さんへ、2020年7月2日入金しました。
775,600円(総支援額:リターン+寄付を含む)
-69,804円(Campfireさんの手数料9%)
-38,804円(Campfireさんの決済手数料5%)
-10,858円(消費税)
656,158円(CampfireさんからNPO法人トイロへの振込金額)|6月30日
-440円(振込手数料)
655,718円(ヨダファームさんへの振込金額)|7月2日 入金済み
なお、本プロジェクトにおいて、NPO法人トイロ・各メンバーの金銭の受け取りは一切ありません。
2.おすそ分け野菜の提供|13家庭へおすそ分け野菜の無償提供
13の家庭へ、おすそ分け野菜を無償提供できました。・東京都杉並区 1家庭
・山梨県(甲府市、甲斐市、笛吹市、北杜市、南アルプス市、中央市) 12家庭
山梨県内のご家庭には取りに来ていただいて、生産者さんとつながれることを想定していましたが、暖冬による収穫期が重なったこともあり急きょ手渡しする時間が取れない状況となり、いただいた寄付を配送資金として活用させていただき、子育て家庭へおすそ分けをさせていたしました。
単発での支援ですので継続支援の必要性や、まだまだ支援を必要とする家庭と出会えていないと考えていますが、まずは声を届けてもらったことが大きな第一歩になったと感じています。本当にありがとうございました!
3.賛同生産者さんの状況|生産者さんと、継続して調整中
地元の農家さんをはじめ、賛同してくださる生産者さんと、継続して調整中です。
・たばちゃん農園さん(川越市)
・八ヶ岳界隈の生産者さんと調整中(まずは、そらくも農場さんが参加)
青山ファーマーズマーケットの中止だけではなく、山梨県内でも道の駅の閉鎖など売り場を失う生産者さんが増える中で、参加や賛同の意志は示してくださいますが、配送のオペレーションや未経験のオンライン販売に躊躇する農家さんが多いこと、連絡方法が電話か対面で調整に時間がかかることから実際の参加までに時間がかかっているのが現状です。
暖冬により、ヨダファームさんのトマトが例年より早めの6月2週目で収穫が終わり、次回は秋トマトになりますが、現在、そらくも農場さんのお野菜を
4.今後のアクションプラン|継続できる仕組み作り、Webサイト公開(食べめぐ ~地元の恵みにめぐり会う、オンライン食の駅~ https://tabemegu.com/)
継続できる仕組み作りの一つとして、Webサイトを始めるてみることに。
食べめぐ ~地元の恵みにめぐり会う、オンライン食の駅~https://tabemegu.com/
チームで話し合いを続けた結果として、八ヶ岳地域では2年連続で道の駅が閉鎖となっている事態からも、各生産者さんご自身でWebショップを立ち上げる動きを支援しつつ、地元のメンバーが地元の生産者さんを持続的に支援できる場所の一つとしてプラットフォームが必要と判断し、まずは実験的にオンライン食の駅をコンセプトとしたWebサイト(プレビュー版)を立ち上げることになりました。
*以下は、プロのクリエイターさんご提供のWebサイトデザイン案
サグラダファミリアのように、ちょっとずつ作りながら進めます。まだま作成しながらですが、SSL対応やクレジットカード情報を保持しない仕組みを組み込みながらセキュリティ対策も実施しており、クレジットカード決済のみで購入可能です。
5.なぜ、オンライン食の駅?|地元の課題を地元が取り組むきっかけに!
地元の人が、地元の課題(地産地消・フードロス・地域コミュニティなど)に継続的に関われるきっかけと仕組みづくりの一つとして。
オタガイサマプロジェクトのテーマは、困っている農家さんを助けることはもちろんですが、多くある所から足りない所への「再分配」でした。お金も食べ物も今の仕組みや制度では、うまく分配ができずに半分が行き場を失っています。
調べてみると、食糧自給率も都道府県毎に差があり100%を越えている地域もあれば都市部などほとんど自給できていない地域もあります。
また、お金(経済)の自給状況も人口や産業によりまちまちですが、地域内の格差も地域間の格差もますます広がっています。
実態がなかなか見えにくく、どういう姿を目指すのか?はとても難しい問題ですが、自給率も低く経済的にも小さい地方(山梨県や長野県のある八ヶ岳地域も該当)では、立場が弱い小規模の生産者さんや子育て家庭はとても厳しい状況が日々進んでいることを実感しています。
「自己責任」ではどうにもできないこれらの問題は、スキルを持っている人がスキルを提供する、食べ物を持っている人が食べ物を提供する、お金がある人がお金を提供する、など、それぞれが持っているそれぞれの資産で助け合いが必要ではないかと考えています。
6.生産者さん募集、参加地域の募集|地域をまたがる課題(食の見える化、地域間格差など)、地元同士がつながるきっかけに!
地元の課題に取り組む人同士が、地域間をまたがる課題(種子や農薬などの化学物質の使用状況などの食の見える化、地域間格差など)に、連携できるきっかけと仕組みづくりの一つとして。
①農家さんをはじめとして、各地の生産者さんの募集。
②地元の生産者さんを支援したい人(八ヶ岳地域に限らず)の募集。※関わりたい人
八ヶ岳地域で起きている課題は、全国の都市部以外では特に同じような問題を抱えている地域が多いと考えています。とはいえ、各地で体制を作るのはなかなか大変ですし、スキルも労力も資金も分散してしまいます。
そこで、僕たちが考えたことは、コロナ禍でよりオンライン化が進む未来で、共通化できるところはオンラインで連携して効率化し、地元でできることは地元で取り組むという仕組み作りです。
※参考:地域間で取り組みをしたい課題の一例(食の見える化)|FOOD-ID
一例として、コロナ禍の前から取り組んでいるFOOD-IDという仕組みがあります。2年以上がたちますが、評判は上々で新聞社からも取材を受けて記事にしていただいてますので、少しずつこういう動きを通じて地域間の連携を深めていけることを目指します。
現行の体制は、17名の有志で構成されています。
現状は学び合いながらの無償ボランティア(フルタイムではなくできるところを分担して)が中心ですが、助け合いを通じて仕事が生まれていくという未来が生まれる可能性も感じて、少しワクワクしています。
まずはやってみるという状況ですが、農家さんをはじめとする生産者さんをそれぞれの地元で支える仕組みのプラットフォームになれることを目指していますので、今後とも応援やご寄付、情報のシェアやご意見・ご質問など、興味関心を寄せていただけると嬉しく思います。
お問い合わせは、NPO法人トイロまで。
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