ダイエット基礎知識 PART1
ダイエットの基礎知識 PART1
■ カロリー収支の原理
■ 体脂肪を1kg減少させる為に必要な収支差
■ 健康的な減量ペース
■ オーバーダイエット症候群
■ オーバーダイエット症候群への対策
について解説していきたいと思います。
カロリー収支の原理とは
ダイエット時の体脂肪の増減は、
消費カロリーと摂取カロリーの関係性が重要になります。
上記の図のように、
消費カロリーが摂取カロリーを上回ることでダイエット時の体脂肪減少を促すことはできます。
上記の図のように、
消費カロリーよりも摂取カロリーが上回る場合は、体脂肪が増加していきます。
上記の図のように
消費カロリーと摂取カロリーが等しい場合は体脂肪量は増減されずに維持になります。
この3つのパターンのことを
『カロリー収支の原理』と言います。
カロリー収支差が必要という点につきましては、先程お伝えしました。
それでは体脂肪を1kg当たり減少させる為にはどれくらいの収支差が必要かという点が次に重要になってきます。
体脂肪1kg減少させる為に必要な収支差
体脂肪を1kg燃焼させる為に必要な収支差は
7,200kcal程度必要とされています。
■ 一日当たりの収支差目安(体脂肪/kg)
1kg → 7200kcal → 240kcal/日
2kg → 14400kcal → 480kcal/日
3kg → 21600kcal → 720kcal/日
短期ダイエットを指導するジムでは、このような収支差を多く作り、短期的なダイエットを行っています。
健康的な減量ペース
最近では、テレビやネットSNSなどで、星の数程のダイエット情報が溢れていますが。1ヶ月で5kg減とか1週間でウエスト10cm減少などの健康を度外視したものや、非現実的な夢物語を語る情報が多いです。またそれを信じてしまいダイエットする時に『1ヶ月で5kg痩せるぞー』と意気込み、理想と現実のギャップに苦しみダイエットを断念する方を多くみてきました。
ここでは、そのようなことがないように情報を提供できればと思います。
最初に健康的なダイエットを下記のように定義した上で解説していきます。
健康的なダイエットとは
・減量による体調の不良や強い倦怠感
・栄養摂取不足による症状
・骨格筋量の大幅な減少
・情緒不安定などの症状
のいずれかの症状に一切該当しないこと
健康的なダイエットを行っていく為には、様々な要因が絡んできますが、ここではまず体重のペースについて説明します。
■1ヶ月当たりの減量目安
40kg台 0.4kg〜1.2kg
50kg台 0.5kg〜1.5kg
60kg台 0.6kg〜1.8kg
70kg台 0.7kg〜2.1kg
※BMI18.5以上 / 体脂肪率 男性12%以上 / 女性18%以上 の方の目安です。
1ヶ月で1kg程度の減量は、数字だけで見ると少なく感じるかもしれませんが、数字以上に見た目の変化は大きく、又2~3ヶ月減量を積み重ねることで2~3kgの変化に繋がります。
オーバーダイエットの症候群
ダイエットがハイペースに進んで行ったり、過度な運動法や、偏った栄養摂取などが続くとカラダに不調が現れます。これを『オーバーダイエット症候群』といいます。この状態が続くとダイエットへの意欲などが低下し、ダイエットリタイアになるか、又は体調不良の悪化や摂食障害などに繋がるケースもあります。
オーバーダイエットの症候群への対策
上記のような症状が出た場合は、すぐに対策をとることをお勧めします。
■オーバーダイエットへの対策
・回復休暇期間を設ける
・減量ペースの見直し
・食事内容の見直し
・運動内容の見直し
ダイエットを何かに例えるならば、42.195KMを走るいわばマラソンです。
前半飛ばして、後半は走れない、そしてリタイアでは完走できません。
オーバーダイエットなどの症状は、徐々に現れてきますので、初期の段階で対策をとり症状の緩和や回復を促すようにしましょう。
最後に一言(ご挨拶)
ダイエットを始める前の基礎知識パート Part1はここまでとなります。
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