クローズドノート
映画はいわくつきになりましたが、
本の方は文句なしの名作だと思っています!
主人公の堀井香恵は
ちょっとマンドリンが弾けたり
のほほんとしている所以外は
ごくごく普通の大学生
日常がなんとなくマンネリで
なんだか物足りない想いをして
日々を過ごしています。
しかし、ある日!
自室のクローゼットで
前の住人が置き忘れたと思われる
一冊のノートを見つけます。
最初は
その本が置いてあるクローゼットの一角が
前の住人の空間のような気がして
ノートを開けない香恵でしたが
ふと寂しい夜に何故か前の住人の存在を感じてしまい
ノートを開いちゃいます。
そこには前の住人
小学校の先生である伊吹先生
と
伊吹先生が受け持っていた4年2組の子供達との
素敵なやりとりが記されていたのでしたみたいな話です。
そのノートと出会ったことで
香恵は数奇な運命を辿るのですが
やっぱり、何が良いかっていうと
伊吹先生の真っ直ぐな心をノートを通して
見れるのが一番の見所です。
この本を読んでると。。。
伊吹先生と4年2組の子供たちの1年を読んでいく中で
香恵と一緒に
感動したり
応援したり
癒されたり
ニヤニヤしたり
拍手したり
時には
落ち込んだり
怒ったり
してる、そんな感じがします。
香恵はノートを読むようになってから
アルバイトに
恋愛に
友情に
大忙しになっちゃうんですが
そこを伊吹ノートに励まされていく過程も
またまた、良いんですよね。
そして、ラストは号泣しちゃう事でしょうよ!
おまけに
香恵は万年筆売り場でバイトをするようになるんですが
そこでの万年筆についての描写は秀逸だと思う!
万年筆欲しいかも・・・
いやっ!欲しい!
ってなる魔力を感じましたね。
DELTAのオレンジの万年筆素敵です !
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