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【どうする家康】僕が「視聴率の話は無駄」と言いつつ、それを繰り返す理由について。「視聴率叩き」はウィルスと同じだから、ワクチンとして聞き入れてほしい(※3/27追記あり)

今回は、NHK『どうする家康』(以下、『どう康』)のレビューではなく、レビューを書く上で、またSNS等で『どう康』ファンの方々とコミュニケーションを取っていくうえでの、僕のスタンスの話を改めてしていきたいと思います。

『どう康』のファンコミュニティの方から、抗議メッセージをいただきました

というのも、先日、Facebookでとある抗議メッセージをいただいてしまったのです。

(※以下、引用です)

ご自身の書かれた文章に関して、反論されたら今度は無視ですか。〇〇〇〇さんの、バカの壁読んでますよねって質問にも答えてらっしゃらないですね。
どうしても、他人が読んで気分があまりよくない言葉をお使いになるのが好きですか?
ご自身に反論されたら今度は無視で、noteの有料版のところにお得意のアンチについて書かれるようになりましたね。
noteの規約に途中で気づかれて、投げ銭を呼びかけることはおやめになられたようですが、
いったい何がされたいんでしょう。
プロのライターを名乗るなら、きちっと読者のことも考えて投稿されたらいかがですか。

(※「〇〇〇〇さん」は個人名のため、伏字にしています)

この方からは現在ブロックされており、その後、申し開きがなにもできなくなっている状態です。よって、この場を借りて一つひとつ、弁解させていただく機会をつくろうと考えました。

※3/27 追記
メッセージを送ってこられた方からは一時的にブロックを解除いただき、「仰りたいことはわかりました。」とのコメントをいただいております。
なお、こちらの記事に関しまして、誰か特定の相手に抗議したり、人格を否定するような意図はまったくございません。受けとったご意見に関して、なるべく誤解を解き、自分の立場や考えを明確にお話していくことが目的となります。

そもそも、これまでもFacebookのコミュニティ内で僕は『どう康』ファンの方々といろいろ交流させていただいていたのですが、ちょっとした「レスバトル」みたいなものに発展してしまうことも度々ございました。

まず言いたいのは、僕自身はそんな「レスバトル」みたいなことをやりたいとはまったく思っていないということですね。『鎌倉殿の13人』でも畠山重忠が「戦など誰がしたいと思うか!」と叫ぶ名シーンがありますけど。本当、そんな心境なんです。

って、「お前のどこが畠山重忠だよ、中川大志とは似ても似つかねーじゃねぇか。鏡見てから言え」と言われたらまったくその通りですが……。

まず僕の中にあるのは、「誤解があるなら、解かねば」という思いです。ただ、そのやり取りがどうもうまくいかない。そもそも相手の方は僕の言葉を誤読されているから勝手に腹を立てているわけで、それを「誤解です」と弁明したところで聞く耳を持っていただけないというところはあると思います。

「そもそも、誤解を与えるような書き方をしたお前が悪い」という意見もわかります。ただ体感として、コメントが10あれば、そのうち噛みついてこられるのは1、2人くらい。人によっては、僕が「AだからBである」と発言していることについて、「あなた、BだからAだとおっしゃいましたよね」など、論理学的に間違ったご批判もあって頭を抱えたこともありました。

誤解を与えないよう、今後は好意的な意見も含め、なるべくスルーする方針です。申し訳ございません

もともと顔の見えない同士のコミュニケーションには誤解がつきものということは理解しているつもりです。それを見かねて、「もっとスルースキルを身につけましょう」とコメントされてくる方もいらっしゃいます。それも、僕が長年ネット生活を送っている間に何度も浴びせられてきた言葉です。

「スルースキルを身につけろ」とは、受け取り方によっては、「相手に殴られても黙ったままでいて、そのまま相手に一方的に殴られ続けさせろ。サンドバックになれ」という言葉とも同義になると思います。

先日、こんなツイートがバズっていました。

僕も長年ネットでいろんな方々とコミュニケーションを取っていく中で、「こういうタイプの方には何を言っても無駄だろう」と思う方の傾向は見えてきているつもりです。そうした方は、スルーすればもう二度とコメントされてこなくなるなども経験してきたことではあります。

とは言え、「話せばわかりそうな方だ」と思った方でも、ある一定の理解を示していただきながら、そのあとで話がこじれてしまうパターンだってあります。そもそも最初に紹介した抗議メッセージを送ってこられた方も、一度は僕の言葉をご理解を示していただけた方だったと記憶しております。

なのに抗議メッセージコメントを送ってこられて、返信しあぐねていたら、最初のような「無視ですか」というメッセージを送られ、やがて一方的にブロックされてしまった、という状況になっています。

もちろん、「スルーしようか(=無視しようか)」ことも考えなかったわけではありません。それについて「無視ですか」と言われるのも当然ですし、少なくともその状況を作り出したのは僕自身にあると思います。

ただ僕もビジネスマンですし、仕事などのタイミングから返信できないタイミングはあるとご理解ください。これを言うと「仕事を言い訳に使っている」と言われそうですけれども。「趣味コミュニティの見ず知らずの方とのやり取り」と「仕事」であれば、「仕事」の方を優先するのがビジネスマンとして当然だと思います。

けれど必要な場合は、人間同士のやり取りとして後でちゃんと返していくべきだと思いますし、現にいまこうして返信はしています。まぁ、ブロックされてしまっている以上、ご本人に届くかどうかはわかりませんけど……。(※3/27、一時的にブロック解除いただき、「仰りたいことはわかりました。」とのコメントをいただきました)

そして、こうした残念な思いを繰り返さないためには、「好意的なご意見を書かれる方も含めてスルー」という方針を取ることも大事かなという気もしています。話が通じそうな方とはコミュニケーションを取っている一方で、先の批判されているコメントにだけ何も返さなければ、「ご自身に反論されたら今度は無視」というイメージを持たれるのも理解できる気はします。

ともかく今後、顔も知らない方とのやり取りは、誤解を与えることが多いという理由から、なるべく控えるようにしていくつもりです(恐らく、完全ゼロにはできないと思います。なので、「なるべく」という言葉にとどめています)。せっかくのファン同士の交流も楽しんでいたところではあるんですけど……申し訳ございません。

それに、「そんな見ず知らずの他人とやりとりするのに時間を割くくらいなら、家のことももっとやってよ!」と妻からも怒られましたしね……それもまさにおっしゃる通りです、すみません🙇

僕が「他人が読んで気分があまりよくない言葉」を使っているという抗議に関しまして。特定の個人に向けて発しているわけではございません

また、こうした僕の言葉の使い方に関して、「キツく聞こえる」「感じが悪い」と書かれたこともございます。それに関しても理解はしています。

ただ少なくとも、これまで『どう康』関連でネットの方々とやり取りしていく中で、個人に対して「ボケェ」だとか「バカ」だとかいう言葉は使っていません。確かにこれも、以前の記事のタイトルにはこういった言葉を使っていましたね。

ただこれ自体、間違ったことだとは思っていません。「バカ」という言葉自体はいろいろな書籍のタイトルにも使われています。当然『バカの壁』だって読んでいますし、もう1つ、中川淳一郎さんの『ネットのバカ』というタイトルの書籍も非常に楽しく読めました。

不特定多数の相手に対して「バカ」という言葉で注目を浴びるのは、ネット記事の手法としてもひとつあるんですよ。「『バカ』や『ボケ』という言葉を使うな」というのは、ただの「言葉狩り」だと思っています。

だからと言って「これからもじゃんじゃん使っていくぞ!」なんてやり過ぎると、今回のように反発を生むことだってあるし、本来守るべきファンの方にだって誤解を与えてしまう。

よって、今回メッセで送られてきた文章で言われているような「他人が読んで気分があまりよくない言葉」というのはなるべく控えていく方針ではあるんですけれど。

正直、それにも限界はあるとは思います。Aさんが読んで楽しいと思える言葉がBさんにとっては不快だと感じるかもしれません。逆もしかりですね。また、言葉に配慮すれば配慮するほど、使える言葉も限られていきます。

そして本来、僕のnoteに関しては、プロのライターとしてではなく、趣味として面白おかしく、言葉遣いも非常にくだけた感じで書いく方針でした。なのに、言葉に気を遣いすぎるようになると仕事と変わらなくなってきますし、だんだん僕自身が、書いていて面白くありません。「なんでこんなボランティアみたいなことを続けなくちゃいけないんだ」という気持ちになってきます。それならば、こんなnoteなんて辞めた方がマシ。

ただ、それでもやはり楽しく読んでくださっている人はいらっしゃいますし、「プロのライターを名乗るなら、きちっと読者のことも考えて」この姿勢は続けていきたいなと考えているところですね。

このライティング自体は採算度外視で面白く続けていく所存ではありますけれど、「書き方」だったり「切り口」だったりといったところでアプローチの仕方は変えているということをご理解いただければと思います。

noteの「投げ銭オマケ」について。アンチの方への悪口を有料にしているわけではまったくありません

また、「noteの有料版のところにお得意のアンチについて書かれるようになりました」とありますが、これもまったくの誤解です。確かに第10回「側室をどうする!」深掘りの記事から「投げ銭オマケ」というものを導入するようになりましたが、

純粋なドラマのレビュー箇所はすべて無料で読めますので、「面白かったな、お金払う価値あるな」と思ってくださった方々だけ、ぜひとも楽しんでいただけましたら幸いです。

【どうする家康】お葉の好みを聞き、瀬名がハッとした理由は?ギャグ回に混ぜ込まれた不穏の数々に震えよ。第10回「側室をどうする!」深掘り│ひらばる まなぶ(平原 学)note

と書いている、それがすべてです。

ただこれに関しても前回、「アンチの方にはむしろ感謝すべき⁉アンチがいるから考察も捗るという話」という見出しを付けてしまったので、「アンチについて書かれるように」なったと誤解を受けるのも理解はできる感じではありました。

ただここに書いたのも、「アンチの方がいるから、彼らの意見に反論する形で感想が述べられるし、考察も深まってむしろ感謝している」という話で、別にアンチの方に対してこれまで同様に「ボケェ」だの「バカ」だのという暴言を吐きまくっているわけではないということでご理解いただければと思います。

ちなみに……「noteの規約に途中で気づかれて、投げ銭を呼びかけることはおやめになられた」と最初の抗議メッセージにもありましたが……えっと、そんな規約、ありましたか……?

あ、あったんですね。

ただ、これに関しても、僕自身なんらNG行為に抵触しているというというつもりもないです。「内容があるかないか」が論点になっているとするなら、僕の記事はいろいろ調べたりするのに時間も手間もかけて書いているものですし、少なくとも自分では「内容はある」という認識でいます。

それに対して「いや、内容はない」と思われる読者の方なら、そもそも投げ銭していただく必要はございません。

視聴率の話をしても無意味だと言いながら、僕が視聴率の話を続ける理由

最後に、受け取ったメッセージ内には書かれていませんけど、僕が「視聴率の話をしても無駄だ」と言いながらも視聴率の話を続けてしまう理由についてですね。

このメッセージを送られた方も、最初は僕の記事に対して「視聴率の話をしないでください」とコメントくださったことから始まっています。

これについては僕もTwitterで述べたことの繰り返しになります。「視聴率を気にするな」と言いつつも、やっぱりネットニュースやらSNSやらを見ていると、視聴率に関する報道やバッシングがずっと止まらないんですよ。それが続いて、ファンの方の間でもさすがに心配の声を聞くようになりましたし、「『どうする家康』、ひょっとして打ち切りになるんじゃないの?」なんて言葉も聞こえてくるようになりました。

何で「視聴率叩き」が止まらないか。それは、非常に低コストでできるからに他なりません。ネットニュースでもSNSのツイートでも、視聴率だけ触れれば、ドラマを見なくても、内容をまったく知らなくても批判できる。「あー、やっぱりつまらないんだ」とマウンティングが取れるし、ネットニュースだってそれに伴ってガンガンアクセス数を稼ぐことができる。

それで巷に「視聴率叩き」があふれ、ノイローゼになっている方がいらっしゃるのも本当にわかるんです。でも、そんな方にこそ僕は繰り返し言い続けたい。「視聴率」の話なんて、それこそゴミみたいなものです。そんなものでノイローゼになる必要なんかまったくないし、本当につまらない話題なので気にする必要はないんですよ、と。改めて、その理由を説明していきます。

まず、視聴率が低くて大河ドラマが打ち切りになるということはありません。少なくとも大河ドラマが始まって60数作。新型コロナなど社会情勢の影響で話数が少なかったものもありますけど、「打ち切り」になったものはないです。

この「打ち切り」の根拠として、過去に半年で放送が終了した『琉球の風』を根拠に挙げる方もいらっしゃいますけど、これも元々半年の予定であり、打ち切りではないということも言われています。

さらに、視聴率が振るわなかった大河と言えば『いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~』が挙げられ、「1年間の期間平均も8・2%と初の1ケタ」という報道がされています。

この『いだてん』についても脚本家の途中降板はなく、最後まで放送されました。さらには脚本が評価され、伊丹十三賞という権威のある賞にも輝いています。

そしてもう一つ、『どうする家康』については重要なポイントなのですが、4月16日からBS4Kにて昼の12:15から放送されることも予定されており、そうなると20時からの総合での視聴は一層分散し、視聴率もますます意味のない数字になってくると思われます。

ただ、これに伴って視聴率はさらに低迷、一層「視聴率叩き」の記事も量産される可能性も出てきます。でも上記の上記のような理由を知っていれば、「視聴率叩き」の記事なんてまったく相手にする必要はないということもご理解いただけるかと思います。要は、僕のこの話を、「視聴率叩き」というウィルスに対するワクチンのようなものとして受け止めてほしいのです。

本当に、視聴率についてはまったく気にする必要はないし、視聴率について文句を書いているメディアに大したものはない。また、それについて叩いている批評家も大した人はいないとご理解いただければと思います。

歴史家の渡邊大門先生が、視聴率についてご批判されていた件。しばらく先生の記事の引用は控えます

これに関して、非常に残念だったのが、僕のnote内でもたびたび引用させていただいていた渡邊大門先生が、また視聴率について批判するようなツイートをされていることでした。

そしてこちらに関しては『どうする家康』時代考証の平山優先生も厳しく反論されていました。これに対する渡邊先生の返答など、僕は今のところ確認できておりません。

渡邊先生の記事に関しましては今後も参考にさせていただきたいとは思うのですが、『どう康』ファンの方々の反応を見ながら、記事を引用するのは今後控えていこうかなと思います。

個人的に、渡邊先生は素晴らしい歴史家の方だと思っていますし、先生のことが嫌いになったというわけではありませんが、やはり「ドラマの関係者やファンの方からあまり良い印象を持たれていない」というのは考慮すべきことかと思いました。

それも「プロのライターを名乗るなら、きちっと読者のことも考え」た結果の判断になります。これについて渡邊先生から、平山先生やドラマのファンの方に向けて何か申し開きのようなことがありましたら、今後も僕のnote等で紹介できればなと思います。

そして、視聴率でなければ何を気にした方がいいのかということに関して言えば、大河ドラマ館の集客人数や関連書籍、グッズの売り上げですね。

これに関しては僕も、岡崎や浜松と少し遠くなってしまうのですが……ぜひ機会を見つけて足を運び、またnote等でも紹介していければなと思います。

ちなみに『鎌倉殿の13人』の、鎌倉の大河ドラマ館はアツかったですよ、本当に……!

以上、乱文乱筆、大変申し訳ございません。ここまでご覧くださり、誠にありがとうございました!

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