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光の反射や物の材質など細かな部分まで丁寧に表現されている、芳川豊さんの作品を鑑賞しました。

作者:芳川豊

この作品は一見わき役に思われる風景の一部である公園に植えられている植栽がとても丁寧によく描かれていると感じました。一つ一つの植物の葉っぱの形状を変えていろいろな植物の種類が描き分けられています。また葉の枠線を白く描くことにより、夜の街灯の明りに反射している姿を描き出しています。ベンチの近くにの路上は暗く描かれ、街灯のある個所はの地面は明るく描かれ、光の照らされている位置と照らされていない場所や影の部分がしっかりと描かれています。街路樹の木目も細かく表現されています。

この作品は女の子が赤い襟巻きを子犬につけているシーンですがかがんでいる女の子の足元のズボンのすそのしわの流れがとてもリアルです。

この作品は赤い襟巻きを付けた女の子が嬉しそうに笑っています。今までの作品で多かったのが背景に描かれている花が花の中心部は描かれず、シルエット(枠線)のみ描かれていました。今回は背景の花が中心部の円も描かれていています。また花のへこんだ部分と出っ張っている部分が丸く描かれていることにより、柔らかい印象を与えています。女の子が髪につけている赤いヘアピンの光の反射もしっかりと描かれており表面のカーブした材質であることや触った時の表面のつるっとした感触もこちらに伝わってきます。

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