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スーパー・マイクロ、ナスダック100に組み入れかSuper Micro Stock Could Be Next to Join Nasdaq 100. Here’s Who Could Be Dropped.除外候補はウォルグリーンなど4銘柄
直近ではアームが加わる
ITソリューションのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>がナスダック100指数に加わる可能性がある。除外候補はドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>、メディアのワーナー・ブラザース・ディスカバリー<WBD>、遺伝子解析のイルミナ<ILMN>、データ開発サービスのモンゴDB<MDB>だ。
ナスダック証券取引所は13日の取引終了後、英半導体メーカーのアーム・ホールディングス<ARM>をナスダック100に追加し、オーディオエンターテインメントのシリウスXMホールディングス<SIRI>を落とした。これは今後の追加と除外銘柄を知る手掛かりになりそうだ。
変更は6月24日の取引開始前に行われる。アームの株価は14日、0.10%安の157.89ドル、シリウスは2.76%高の2.61ドルで引けた。
シリウスが除外されたのは、時価総額が約100億ドルとナスダック100の中では最も小さいからだ。アームは1600億ドルを超える。
人工知能(AI)サーバーメーカーのスーパー・マイクロは約500億ドル。時価総額が小さい順に並べると、シリウスの次はウォルグリーンの130億ドルで、モンゴ、イルミナ、ワーナーと続く。
これら4銘柄は年初来で大幅下落しており、シリウスは54%安、モンゴは45%安だ。
スーパーマイクロの時価総額は2024年に3倍となり、S&P500指数に加えられた。
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時価総額比率が下がれば除外
ナスダック100はナスダック証券取引所に上場している時価総額上位100社で構成されている(金融を除く)。各社の時価総額は指数全体の少なくとも0.1%を占めていなければならない。ナスダック100は年初来16%上昇し、時価総額の合計は23兆ドルに達する。そのため各社の価値は230億ドルを超えなければならないが、ウォルグリーン、ワーナー、イルミナ、モンゴはもはやこの基準を満たしていない。
ナスダックによると、2カ月続けて0.1%のウエートを維持できなければ、適切な代替銘柄が見つかればナスダック100の除外候補となる。
ナスダックの規定は「月末の時価総額が2カ月連続で全体の0.1%を割り込んだ銘柄は、適切な代替銘柄があれば入れ替えられる。代替銘柄が見つからなければナスダック100にとどまる」としている。
次の入れ替えは9月の四半期ごとのリバランスに合わせて行われるか、時期が早まる可能性もある。規定は「銘柄が継続的に組み入れられないと判断された場合は、可能な限り速やかに除外する」と定めているからだ。
ナスダックは追加や削除の銘柄についてはコメントしていない。S&P500は構成銘柄を米国企業に限定しているが、ナスダックは米国預託証券(ADR)があれば外国企業でも組み入れている。
原文 By Andrew Bary
(Source: Dow Jones)
翻訳 時事通信社
この記事は「バロンズ・ダイジェスト」で公開されている無料記事を転載したものです。