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聴覚障害者への配慮と安全性の両立!階段の踊り場に設置するバリアフリーアイテムとは?

みなさん、こんにちは!今日は、私たちの身の回りにあるバリアフリーについて、ちょっと変わった視点から考えてみましょう。普段何気なく使っている階段、特に踊り場に注目です。

実は、階段の踊り場には、聴覚障害のある人にとって大切な秘密が隠されているんです。さて、それは一体何でしょうか?

バリアフリークイズ

聴覚障害者等に配慮し、階段の踊り場等に[◯◯]を設置することが望ましいが、同時に視覚障害者が[◯◯]に衝突することのないよう[◯◯]の大きさ、位置等に十分配慮する。

...さて、[◯◯]に入る言葉は何でしょうか?

少し考えてみてください。

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答えは...「鏡」です!

なぜ鏡なの?

「えっ、鏡?」と思った人もいるかもしれませんね。実は、とても大切な理由があるんです。

踊り場の折り返し部分は死角があって聴覚障害の人には分かりづらいんです。音で周りの状況を把握するのが難しい聴覚障害者にとって、突然誰かがやってくるのは危険なこともあります。

そこで鏡を設置すると、視覚的に周囲の動きを確認できるようになり、安全性が高まるんです。でも、ちょっと待って!視覚障害のある人にとっては、鏡が新たな障害物になってしまう可能性があります。

だから、鏡の大きさや位置を工夫して、みんなにとって安全な場所にする必要があるんですね。

バリアフリーの重要性

このように、一つの対策が別の人にとっては新たな障害になることもあります。だからこそ、様々な人の立場に立って考えることが大切なんです。

バリアフリーって、障害のある人だけのものじゃありません。お年寄りや小さな子供、怪我をしている人など、みんなが安全に快適に過ごせる社会を作ることなんです。

私たちにできること

皆さんにも、バリアフリー社会の実現に向けて貢献できることがたくさんあります。

  1. 周りをよく観察しよう:普段の生活の中で、バリアフリーの工夫を見つけてみましょう。

  2. 思いやりの心を持とう:困っている人がいたら、声をかけてみよう。

  3. アイデアを出そう:「こうすればもっと良くなるかも」というアイデアを考えてみよう。

  4. 家族や先生と話し合おう:バリアフリーについて、周りの人と意見交換してみよう。

バリアフリー探検

さあ、今日学んだ「階段の踊り場の鏡」、あなたの街にもあるでしょうか?学校や駅、デパートなど、身近な場所を観察してみてください。鏡がある場合、どんな風に設置されているか、誰にとって便利そうか、考えてみるのも面白いですよ。

もし見つからなくても大丈夫。他のバリアフリーの工夫を探してみるのも良いでしょう。例えば、点字ブロックや音の出る信号機、スロープなど。あなたの「バリアフリー探検」で、きっと新しい発見があるはずです!

小中学生向けバリアフリー授業

 ラハイナーズ合同会社とNPO法人日本障害者アイデア協会は以下のサービスを提供しています。お気軽にお問い合わせ下さい。
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注:この記事は正確性よりもバリアフリーに興味を持ってもらうことを主目的としています。正確な情報は国土交通省(日本)や各国専門機関HPで確認して下さい。

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