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わたしのキツネさん。

 いつからだろう。彼が普通ではないと感じたのは。

 はじめに言っておくが、わたしのキツネさんは普通の人間ではない。どう意味か。どう表現していいかわからないが、本当に変わっている人。信じてほしい、本当に変わっているの。それが伝わるかは、今後の日記に期待しよう。

 そんな変わった考えの持ち主に対して、今まで私は、自分の気持ちをうまく彼に伝えられずに何度も悲しい気持ちになり、苦しい思いをしてきた。その気持ちを後日ゆっくり日記に落とし込むことで、気持ちを整えてきた。

 そういえば、なぜ彼がチベットスナギツネなのか
彼の周りの人は、『目が似てる』『鼻が似てる』と言っているが、本物のチベットスナギツネの表情のように、物静かな雰囲気を醸しながら佇んでいる姿が、もうチベットスナギツネでしかない。

 ここで彼の特徴を少しだけ共有しておこう。
・好きな食べ物は、ラフランスと芋けんぴってところかな。それをあげると、少しだけいつもより目が開く。
・MBTI診断は、2年連続INTP(論理学者)だった。ちなみに、私は彼とほとんど正反対のISFJ(擁護者)だった。
・結構店内が暗めのカフェのマスター。日光を嫌い、家でも少しの日差しが入るのを許すことなく、常に間接照明で過ごしている。

 私たちについてもちょこっとだけ。
・これを書いている今現在で付き合って2年と6ヶ月っぽい。出会いは、彼のお店。
・4ヶ月前から、しっかり同棲中。2匹の猫を含めて1人と3匹で暮らしている。
・年齢差は、ちょうど干支1周差の12個差。精神年齢は、私のが年上だと思う。

 これは私たちだけに言えることではないけど、恋愛において『期待は毒』と言うことは頭に入れておいた方がいい、と私は思う。彼と一緒にいて、私は彼にたくさんの期待を抱いてきた。そんな大して大きな期待じゃないんだけど。でも、それが彼の中に同じ感情が存在しないために、気づいてもらえないのがまた悲しい。ある程度大人になると、相手が求めているものや感情を察知出来る能力を身につけていると思う。わたしのキツネさんも馬鹿ではないからこそ、私が求めているものが伝わらないっていうことは女心がわかっていないのか。もうそういうことにしておくか。



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