強めで甘さ控えめ10

No.028【クバリブレ】

キューバ独立の歴史の中で生まれたカクテル〝クバリブレ〟。
1900年頃、独立戦争に介入してきたアメリカ軍将校により作られました。

《レシピ》
・ホワイトラム・・・・・・・45ml
・ライム・・・・・・・・1/6〜1/4カット
・コーク・・・・・・・・・・100ml
●ビルド

キューバ地場産品のラムに同じく地場産品のライムを搾り、アメリカから持ってきたコーラで割る。誰もが思い付く組み合わせなので、自然発生的に誕生していた可能性も感じますね。

「viva cuba libre!(キューバの自由万歳!)」の合言葉で乾杯したことでカクテル名がキューバリバーになりました。しかししかし、1902年キューバは独立を果たしスペインの支配から解かれたのですが、それはアメリカによる支配の始まりとなったのです。そんな歴史を知ると英語名のキューバリバーとは素直に言えなくて、キューバ風に〝クバリブレ〟と呼んでしまうのです。私はね。

さてさて、クバリブレはしばしばラムコークと混同されます。要注意です。ラムコークはどんなラムを用いてもよく、レモンなど何を添えてもよいのに対し、クバリブレは透明なラムを使いライムを搾るとされており、両者は別物、似て非なるものと捉えるのが良いと思われます。

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