若者の"お酒離れと年寄り離れ"
リカーテイナーのケイトです。今回は「若者の"お酒離れと年寄り離れ"」について書きます。
以前別のコミュニティサイトで書かせて頂いたのを転載します。
原文ですと特定の記事やその記事を書かれた著者、酒販メーカーを強く非難した言葉が記載されているのでサーフェイスウェブ上では言葉を丸めて書き直させて頂きます。
この記事を書く切っ掛け
一昨年くらいから「若者の酒離れ」をテーマにした記事が増えるようになり、それを拝読するたびに疑問が出る独自性のある見解を述べた記事が多いので僭越ながら私のコメントと言うか感想を共有させて頂きます。
このnoteを書く切っ掛けとなった記事はたくさんありましたが、流石に「おいおい!!おーい!!帰ってこーーーい!!」と言う記事が出てきたので書くことにしました。
切っ掛けとなった記事の内容
その記事の内容を端的にまとめると
「20代、30代の酒離れの原因について」
原因
・宴会が行われなくなった
・第三のビールが安いが美味しくないから酒のイメージが悪い
・お酒を飲むよりアフター5はスマホを触りたい
・コンビニドーナツもスマホのせいで失敗した
・24時までSNSに投稿するから脳を稼働させるために宴会でも酒を飲まない
他にも色々ありますがもし気になる方は調べてみてください。
ここから「Keitoの感想」独自論
・宴会が行われなくなった
端的に言ってしまうとそれぞれ年収も違うのにしっかりとおおよその収入に応じた割り勘(あるいはきっちり割り勘)で新入社員、若手社員からすると出費がでかい。介護じみた上司への接待だったりサビ残のボーナスも弾まなく、それで出世する傾向も今はあまりないから、参加したところで意味のない話を聞かされるだけで行く事自体に意味がなくなってしまった。あくまで私が渡り歩いた会社での部下との関係を良好に築くことができる上司に昔の話を聞くと、できる上司は部下には出させても1000円より多くは取らず、くだらない話をしたり今ではコンプラに引っかかる事もしていたが絶対に1次会で帰っていた。それはその人が若いころに2次会は仕事や上司の愚痴を言う為に若者だけ残って行うと言う認識があったから。
しかし今ではその後半の部分が欠けてしまった故に若者がそもそも宴会に行くメリットが無くなってしまっている。
真面目な話をしても気疲れするので私がブラック企業に働いていた時にあった部長との飲み会を書いてみる。・・・と思ったが執筆していたら長くなったので割愛!申し訳ない!
・第三のビールが安いが美味しくないから酒のイメージが悪い
・お酒を飲むよりアフター5はスマホを触りたい
現在私は30代でその認識はないが、20代前半特に新卒に関してはスマホ・家賃光熱費・2年目からの税金の備え等そもそもただでさえ安い給料なのにお酒に使う予算を向けられないだけだと思っている。スマホはそういう意味では酒離れと車離れを誘発していると思う。
つまりお酒自体新卒からしたら学生時代とは違い贅沢な嗜好品に昇格してしまった。だがお酒は好きな人は好きで一定数いるのは事実。「最近の若者は飲まないなー」と言うよりもそのめったに飲めないお酒とお金を意味の分からない年寄りに使うなら仲間と馴染みの場所で飲んだ方が十分に楽しいからと言う結論の方がまだ自然。
そもそもお酒を飲みながらスマホは触るし、スマホを触りたいからお酒を飲まないのではなくスマホを触りたいから仕事だけの付き合いの人とお酒を飲んで時間を使いたくないが正しい認識だと思う。
先程書きかけた私がいたブラック企業では前例踏襲主義な所が多く外資系企業でありながら中身は古き日本の体育会系の会社であった。
上司との飲み会はほぼ強制であり、行きたくない店なども多く連れていかれた。参加しない人の処遇は酷いものであったので参加していたが、私は1杯目を飲んだ際にはすぐにお手洗いに行き顔を赤くなるまでお腹に力を入れ目を赤くし席に着き下戸のフリをしていた。「最近の若い奴は酒飲まねえな―」と言われたが早めに離脱することを許された日には家の最寄り駅のバーで浴びるようにお酒を飲んだ。
・コンビニドーナツもスマホのせいで失敗した
ここにコメントを入れるとしたら何を書こうか一番迷った。本当に分かってないのか、酒販メーカー、セブンイレブ〇ンに媚を売りたいのかこのライターに是非確認したい。
この記事では手が汚れる理屈で森永のチョコフレークや明治のカールが全国販売終了したとも説いていたが他のポテチはなんで残っているのだろうか。きっと他のスナック菓子は足で食べるのが正しいスタイルなのだろう。
・24時までSNSに投稿するから脳を稼働させるために宴会でも酒を飲まない
ネタ切れでやむを得ず書いたことを願うが、これを本気で思っているなら一度若者が集まるチェーン店でいいからHUBとか金曜日の渋谷とか行って欲しい。ああ、渋谷ももう若者の街では無くなってしまった・・・・
まとめ
いずれにしても若い時しっかり努力した成功者で地盤ができてしまった為今の20代、30代の苦労が見えない、あるいは周りを非難して「あなたの人生は間違っていない」と説く雑誌の恋愛記事のように酒販メーカーの努力や部下との信用を築かなかった功労者へ贈る精神世界記事が多くなったと思った。お酒を作る立場として自尊心を傷つけられた気分になったし、それを勘違いする年配者が増えて欲しくないとただ願う。
最後に!!長いよ!?
上記の周りを見ない感情的な感想文は忘れてもいいので最後に私が思う若者の酒離れの原因について
・関わりが深くない他人とのお酒に使うお金の優先順位が低い
・会社の宴会が無くなる原因は若い人が行かなくなったのはお酒を飲まないから以上に上記の仕事外で会社の人と関わりたくない、お金を使いたくないから
・20代前半の若者が集まるバーにいた頃は一方が1杯で氷も溶けたハイボールを2時間かけて飲むのに対し、もう片方は駆け付け1杯飲み干し2杯目を飲み、最初の1時間で3杯飲む方もいらした。
それははたから見ると経済的差があるのだろうと見えるが、飲まない方はあくまで飲酒が目的ではなく同世代の人と話したり知らない人に自分の事を話したい、繋がりたいと思う目的でバーへ足を運ぶのだろう。
他にも目的は様々であり、あとは1杯目で見栄えのあるカクテルを頼み、それをなかなか口にせず10分以上の時間をかけ写真を撮り満足されたら飲み始める方もいた。そのようなお客様に限って飲んだ際に微妙な顔をされたが「時間経ってんだから不味くて当たり前だろ!!」と言うのを心に留めて笑顔で接客していた。
ただこのような方は結構多いのが事実。私が一方的に推測しているのはSNSにある、ある意味強迫観念みたいなものにかられ定期的に可愛い写真、映える写真を撮らないと周りと同調できないと思い込んでいる方が多くいるからではないかと思っている。お店に限った事ではなく人生の判断、恋人選びすら第三者が評価したものを自分の価値観や感性だと錯覚して価値を見出す人が多くなったなと思う時代だからこそ見える傾向かもしれない。
それは自己承認欲求と言うより生存本能に近い。
どちらにせよ偉そうにこんなnoteを書いている私が的外れな事を書きミイラ取りがミイラにならないように多世代の話をよく聞き、否定から入らず知見を広げたいと思った。
以上!長くなってすみません!
最後に「自分新卒っすけど反論いいっすか!?」とか「同じ世代だけど自分はこう考えている」など意見がありましたら是非この機会に意見を書いてください。今後のお酒研究の参考にさせて頂きます。
最後まで読んでくださったあなたが大好きです。
今宵も素敵なバーライフを!
BAR LibeLty.
Asahicho Kashiwa City Chiba Ken Japan
Keito