Blue color job 採用
日本語 連載その2
2002年 僕は加州で平凡な労働者だった。
J&Jコーポレーションでの僕のステイタスはオンコールでありながらもほぼ毎日出勤していた。
J&Jコーポレーションの医療メンテナンス管理部門は全米最大規模を誇るトラビス空有軍基地グラントメディカルセンターの医療メンテナンスサービス引き受けている巨大癒着企業で本部はテキサス州にある。
我ながらよくもそんな巨大企業の一員として採用されたものだと思う。
採用経緯はフィアフィールドの公共職業斡旋所日本でいう職安に出向き、親身な黒人のおねえさんスタッフの導きで基地外エリアのマクドナルドでJ&Jコーポレーションの採用職員と落ち合い基地内オフイスでの面接契約に連れて行かれたのが始まりだった。
面接は最も簡単、日本のように私的思いなど面倒臭いことを根掘り尋ねてこない。
しかし労働契約はほぼ2時間かかってしまった。契約書の紙の束が尋常ではない量、すべて勿論英文でこれには僕も閉口した。
こんなのわからないと、正直に言うと、採用担当職員は時間をかけろ、大事な内容だと英英辞書まで持ってきてくれた。
その後外部公安医療引き受けるカイザーにて採用時麻薬尿研を受けはれて採用。今度はトラビス空軍基地基地内でのIDの発行、これがないと基地内に一切入れない。たまたまtravisに配属された軍服の若者たちと並んで順番を待つのは、面白い貴重な経験だった。