リオのカシャッサ専門店
ブラジルには各地域にカシャッサの専門店があり「Cachaçaria カシャッサリア 」と呼ばれます。「ria リア」とは「〇〇専門店」という意味があり、例えば本屋さんは「Livraria リブラリーア 」シュラスコ専門店は「Churrascaria シュハスカリア」 生ビール専門店は「Shopperia ショッピリア」。カシャッサの場合、販売店と飲食店舗どちらも「Cachaçaria」と呼ばれ、初めての地域に行くたび「Cachaçaria」を調べて回ることはブラジル渡航の楽しみの一つ。そんな訳でリオのお気に入りのCachaçariaをいくつか。
リオのカシャッサリアと言えば
まずはこちら。
Academia da Cachaça アカダミア ダ カシャッサ
リオのレブロンという少しハイソな地域にあるカシャッサリア、近くに地下鉄は通ってないのでタクシー利用が無難。治安も比較的よい場所なので安心です。
棚に並んでいないボトルを含めるとコレクションは2000本以上あるとのこと。
地元の人たちにも人気で特に週末は賑わっています。
メニューも充実していて、中のカシャッサリストにはテイスティングノートや使用樽などがポルトガル語と英語で記載されています。
カイピリーニャのベースカシャッサが選べるようになっています。これらのカシャッサ、ほぼ飲んだことあるのが嬉しかった笑。
人気の料理はフェイジョアーダ。
実はお腹がいっぱいだったので食べれなかったけど、写真は隣の席の気さくなブラジル人達に撮らせてもらいました。今見ても美味しそう・・。左のお皿は「オレンジ / ケール / ファロッファ（キャッサバ粉）」これらを好きな量お皿に盛って食べる、これがブラジル定番。その他の料理も評判でカシャッサ好きでなくても行く価値ありです。
試飲・購入のできるカシャッサとコーヒーのお店
こちらはリオのセントロ（中心街）にある
Café do bom, Cachaça da boa カフェ ド ボン カシャッサ ダ ボア
（美味しいコーヒーと美味しいカシャッサ）
奥にはカシャッサカウンターと広いスペースがあり、カシャッサやコーヒーを飲みながらゆっくり寛ぐことができます。
こんな雰囲気、参考までに。
https://xn--devotosdacachaa-rmb.com.br/2017/11/06/cafe-do-bom-cachaca-da-boa/
このお店の嬉しいところはカシャッサのボトル販売も行っていて、並んでいるカシャッサを端から無料でテイスティングができます。国内に約4000銘柄あるカシャッサ、実際に飲んで購入出来るのは嬉しい。初めて行ったのは10年以上前で、知らないカシャッサたちに気さくで知識豊富なスタッフ2人と飲み会状態・・
いつも思うことだけど、ブラジルの人ってこっちがアクションを起こすと気持ちで受け止めてくれることが多く（時には必要以上に笑）拙いポルトガル語も一生懸命理解しようとしてくれるし、簡単な言葉を並べてくれたり一緒に言葉を探してくれる。ココもそう、ブラジルで一番カシャッサを買っているお店です。
パラチーとカシャッサリア
リオ市内からバスで約4時間半行ったことろにある「パラチー（Paraty）」は歴史あるカシャッサ主要産地の一つで人気のコロニアルリゾート地でもあります。
中心街にはこのようなカシャッサリアが数店舗あり、地元のカシャッサを中心に全国からのカシャッサがズラリ。各店では現地のカシャッサ情報が収集でき蒸留所へのアポも取ってくれるのが嬉しい。
因みにパラチーのカシャッサ蒸留所は6つ。
パラチーのカシャッサ蒸留所
・Engenho D'Ouro - エンジェーニョ ディオウロ
・Cachaça Pedra Branca - ペドロ ブランカ
・Paratiana - パラチアナ
・Maria Izabel - マリア イゼベウ
・Cachaça Coqueiro - コケイロ
・Engenho Corisco - エンジェーニョ コリスコ
どこも個人まりとしていて、今でいう”クラフト”感満載の蒸留所。中心街からはタクシーで15分〜20分程度で行くことができツアーも充実しています。各蒸留所にもカシャッサリアが併設されていてカシャッサパンチ（漬け込み酒）やリキュールなども購入可能。
パラチーは静かで美しい街です。地元の人がカシャッサのボトルと小さなグラスを手に持ち世間話をしながら楽しそうに過ごしている姿をよく見かけます。過去に3回行ったこともあり、ふとした時に思い出す街の一つ。街、ビーチ、蒸留所、毎年開催されるカシャッサフェスティバルなど書きたいことが多過ぎて・・改めて投稿しようと思いますが。
カシャッサリアはリオ以外でも主要都市には必ずあるので、ブラジル渡航の際はぜひ立ち寄ってみてください！