宝塚記念（GI)　予想　【自信度S】

S-3【競馬予想】

2023年6月23日 10:07

1．マイナスデータによる取捨

・前走香港を除く7歳以上【0-0-0-22】

カラテ、ボッケリーニ、モズベッロ、ユニコーンライオン

・前走G1または海外を除く、3着以下かつ4人気以下【0-0-0-22】

カラテ、モズベッロ、ライラック

・前走天皇賞春を除く9着以下【0-0-0-17】

カラテ、ジオグリフ、ライラック、ヴェラアズール

・前走海外を除くG2以下かつ4角8番手以下【0-0-0-18】

モズベッロ、ライラック

・前走目黒記念で勝ち馬から0.2秒以上負けた馬【0-0-0-10】

プラダリア、ライラック

・G1勝利実績のない前走1800ｍ以下【0-0-0-11】

スルーセブンシーズ

2．各馬分析

・アスクビクターモア

　ベストパフォーマンスは差し決着を唯一前で残した日本ダービー。2200m通過地点まではドウデュース・イクイノックスを完全に前で受けきっていたように中距離で粘り込んでこその馬。今回は一気の距離短縮になるが、その点はむしろプラス。オッズ的にも2.3倍→6.9倍と来て今回は15~20倍ほど。巻き返しに期待していい場面か。

○評価

・イクイノックス

前走ドバイSCは逃げて勝利。恩恵有りとの声を聞くこともあるが【コースレコード・シャフリヤールに8馬身差・得意の左手前封印・ラスト流している】という4点を踏まえると恵まれたという言葉で片づけられない。
2走前有馬記念は差し有利展開の中でバイアス通りの好走。先行して敗戦した馬が今年に入り軒並み巻き返していることからも、展開恩恵は間違いない。
加えて、当時は斤量55kgでの出走。一応、前走も斤量56.5kg。今回が初の58kg。敗戦した2戦は斤量57kg。粗探しと言われればそれまでだが、逆らう理由が見つからない訳では無い。斤量面で他馬との差が詰まる可能性は捨てきれない。
そうは言いつつも、前走のパフォーマンス的に、そんなこと気にする必要ないくらい順調に成長しているとも見て取れる訳ですが。
他の馬はルメールに鞭を使わせたら勝ちです。

◎評価

・ジェラルディーナ

　長く脚を使うタフな条件は本馬にとって絶好。近2走からの条件好転で人気してしまうが、それでもここは順当に評価せざるを得ない。

▲評価

・ジャスティンパレス

阪神大賞典では馬体重+16kg(472kg)。ダービーで-10kg(448kg)と華奢に見せていた時とは比較にならない。過去の成績どうこうではなく、今のジャスティンパレスに対して精査すべき。
前走天皇賞春は前が壊滅する流れの中で、前半は無理せず中団待機。後半のペースが緩んだ区間で前に取り付き、徐々にペースアップしていく理想的な競馬。ただ、同様の競馬をしていたディープボンド以下を引き離して勝利しているし、どのような展開でも好走していただろう。
前走の勝利で人気沸騰になるならやや期待が先行するイメージもあるため慎重に取捨したい。

△評価

・ダノンザキッド

前走QE2世Cは前後半4Fが【52.55-45.66】とドスロー。コーナーで内から3頭分外を回すロスがあり、流れが向かなかった。
2走前大阪杯はラスト6F目からロングスパートの流れをこれまた内から3頭分外を回すロス。同じく外目を回したヒシイグアス(宝塚記念2着)が伸びず、内目を回った馬が上位に来たことを考えると強い内容。それ以前に敗戦したのは全く結果が出ない中山コースと展開・馬場不利を0.2差まで健闘した安田記念のみ。ずっと人気しないなら嫌う理由がない。

△評価

・ディープボンド

昨年4着馬。昨年のメンバーは1着タイトルホルダーが有馬記念で現4歳世代に完敗。2着ヒシイグアスが大阪杯で見せ場なし。3着デアリングタクトもG2凡走から牝馬限定G1で見せ場なし。5着にはマイネルファンロン。レースレベルに疑問が残る。
本馬も現4歳世代に有馬記念で完敗しているように中距離G1路線では底を見せた感。
3000m以上を走ってこそ能力が発揮され、今回は距離が短い。

△評価

・ドュラエレーデ

前走日本ダービーはスタート直後に落馬して参考外の1戦。それが予想を難しくさせる。馬格は大きく、斤量も53kgと有利なため、どこまで粘り込めるか期待したい。

買わない

・ブレークアップ

前走天皇賞春は差し有利展開の中、前半を後方でやり過ごし、勝負所はロス無く差してきて4着好走。かなり展開が向いていたので評価はできない。2走前阪神大賞典もロスの小さい競馬。3走前有馬記念はやや展開が厳しかったとはいえ、同じく先行した馬と比較しても負け過ぎ。2200mや非根幹距離が苦手なようで、今回は軽視したい。