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【JBC】バリスタはそろそろJBCを考える時期

ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)の本戦が行われる9月のSCAJ展示会に向け、予選は例年ですと8月頃に開催されます。2月を除くとJBC予選まであと5〜6ヶ月ほどです。出場を検討しているバリスタの皆さんにとっては、そろそろ準備や作戦を練り始める絶好の時期です。

(「SCAJ2025」は、2025年9月24日(水)〜27日(土)の4日間、東京ビッグサイト【南展示棟全館】にて開催予定)

昨年開催SCAJ2024のWebサイトより

JBCは、単に“誰が一番うまくコーヒーを淹れられるか”を競う大会ではありません。コーヒーの知識や技術を高める場であり、新しい人脈や視点と出会える場所でもあります。さらには、出場者だけでなく運営やボランティアで関わる人たちにとっても学びの機会が広がる、業界にとって大きな価値のあるイベントです。


はじめての方へ

  • スコアシートを読む
     どのような点が評価されるのかを理解することが大切です。まずは公式のスコアシートをしっかり読み込みましょう。

サイトの下部に「スコアシート」「ルール規約」があります

例年だと予選はエスプレッソとミルクビバレッジのみ
このあたりのスコアがとても重要になる
  • ルール&レギュレーションを確認
     細かい規定や禁止事項など、JBC特有のポイントを把握すると、準備に役立ちます。

  • YouTubeで競技映像をチェック
     過去の大会や海外のバリスタチャンピオンシップの動画を見れば、当日の流れや雰囲気、トップ選手のパフォーマンスがイメージしやすくなります。

こちらはJBCです

こちらはWBCです(リンク先)
https://www.youtube.com/watch?v=KQ92AbpfzO0&list=PLzI16LSYAwDYy03YbPu92G38zyzdjBlKH


  • 経験者に聞いてみる
     身近に出場経験者やジャッジ、運営関係者などがいれば、具体的なアドバイスをもらうのが近道です。質問や相談を通じて、一人で悩むよりも早く疑問が解消できます。


何度か出場している方へ

  • 昨年の反省点を振り返る
     自分のプレゼンやパフォーマンス、何よりスコアシートを見直し、「何が足りなかったのか」「どんな部分を改善できるか」を考えてみましょう。上位入賞者と比較することでもヒント得られます。

  • 使用するコーヒーとメッセージを考える
     どんなコーヒー豆を選び、何を訴えたいのか。ストーリーやコンセプトを明確にすると、練習の方向性も定まりやすくなります。


関わってみたいコーヒー関係者へ

  • ボランティアやジャッジの経験は大きな学びに
     競技者として出るだけではなく、運営側や審査員として関わることで、競技の見方やコーヒーの評価基準がクリアになります。実際、過去の優勝者やファイナリストの多くがボランティアとして大会に参加した経験を持っています。

  • ネットワークづくりにも最適
     大会に参加するバリスタ、コーヒー愛好家、ロースター、関係者とのつながりは、そのまま学び合いやコラボレーションのきっかけになります。


さいごに

JBCへの出場を考えることは、ただ「大会で優勝を目指す」だけではありません。大会準備の過程で得られる知識や経験、そして人とのつながりが、バリスタとしてのキャリアを大きく成長させてくれるはずです。もちろん、応援したりボランティアで運営を支えたりすることも、同じくらい価値があります。

そろそろ始まるJBC。ぜひ皆さんも、参加するにせよ、出場者を支えるにせよ、**「自分ならではのコーヒーの魅力やこだわりをどのように発信するか」**を考えてみてください。コーヒー業界を盛り上げる絶好のチャンスです。お互い切磋琢磨しながら、素晴らしい大会をつくり上げていきましょう!

JBCについては、またどこかで取り上げます。

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