クレマの状態を理解する
FELICE 幸谷です。
エスプレッソの上にある泡、いわゆるクレマですが、クレマの状態をみることでどういったエスプレッソであるかを理解することができます。視覚判断ができるということです。場合によっては豆の種類の特徴があらわれます。
それを的確に判断して、それは適正なエスプレッソであるか、そうでなければどうすべきかの答えを導く技術が必要です。
まず、クレマの色を見ます。適正なカラーはヘーゼルナッツカラーと言われています。茶色をほんのり明るくしたイメージでしょうか。その色が薄いのか濃いのか、それは抽出不足か過抽出かがわかります。
普段より薄いなと思うなら、可能性として圧力が低い、湯温が低い、抽出時間が短く粉量が十分ではないもしくは挽き目があらいなどが浮かびます。濃いなと思ったら逆になります。
次はクレマの表面の滑らかさです。クレマは泡といいました。全くクレマがない場合は泡があらいという判断になります。表面が滑らかなときは泡がきめ細かいとなります。
ではどれくらい滑らかか判断するかというと光の反射を利用します。間近でよく見ると光が反射してることがわかります。その光があたっている箇所をよーく見ると多少波を打っているものがあったり、全く見えないものだったりします。
細かく言えば違うのですが、よりきめ細かいとよいエスプレッソと理解してもよいかと思います。また、ロブスタ種の特徴としてクレマが荒いが挙げられます。かなり荒いなと思うとロブスタ種が入ってる可能性が高くなります。
飲む前に、香りを嗅ぐ前に、視覚的なヒントを見つけることができますので見ることも重要だと理解するとよいかと思います。
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