血を吸う者は [小説]
俺は血を吸う。俺の正体が何かはあえて言わないでおいてやる。ちょっとヒントを出すならば鬼って言われたこともあったかもな、
あっちなみにこんな口調だが、俺は女だ、男じゃねぇ、まあわざわざ言う必要もないことだがな。さて、日も落ちたことだし、ちょっくら血を吸いに行くとしようか、ケケッ、待ってろよ獲物ども。
おっ、あいつは何か良さげだな、部活帰りの女子高生か? まあそんなことはどうでも良い、今日はあいつの血をいただくとするか。ああ、それと余談だが、俺の仲間はこの世で一番人間を殺して