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ほんとは誰かに褒められたいことがあるんです

我ながら、よく頑張っているなと自負していることがある。
正直にいうとそのことを誰かに褒めてもらいたい。
がんばっているねー、すごーい!って。
いい大人だけど、褒められるとうれしい。

何かって?

じつは、5ヶ月もの間ポテトチップスを買ってないんですよ。

自分にとってはすごいこと。
これを快挙と言わずしてなんと表現したらよいのだろうか。
すごい我慢してる。

2024年上半期までのぼくはというと、ほぼ毎日のように晩酌のお供にポテトチップスを食いまくっていた。
むしゃむしゃ、ぽりぽり、食いまくりの、まくりまくりすてぃだったわけです。
いま住んでいるスペインにも多彩なポテトが売っているわけですよ。
そりゃ食べたくなります。
ビールとの相性は言うなれば、
"かがみモチといったらその上にミカン"
いや、
"林家ペーといったらパー"
それくらい相性がいいわけです。わかりますよね?
(この例えに関する評価は受け付けておりません)

昨年の夏に日本に一時帰国した時には、前のめりでスーパーのポテチコーナーに心をわっさわっさ躍らせながら向かいましたよ。
そのステージ上(商品棚)では、スペインをはるかに超える数々の多様な味付けがなされたポテチたちが、色鮮やかなパッケージを見にまとい、まるで踊りながら、じっとぼくを見つめていたよね。
これぞ、日本クオリティ。

そして、ぼくは、それらを大いに堪能した。
ビールだけではなく、ハイボール、日本酒、ワインとともに。もう何にでも合う。

そんな一時帰国中のある日、ポテチを食べまくっているぼくの様子を見て、知人の女性が言ったよね。

「あんた、そんなに食うてたらほんまにカラダに悪いから、もういい加減にやめたら。もう若くないんやから。」

お、お、おぅ。。。

10年来の知り合い、久しぶりの再会、ズバッとグサっと言われまして。
そしてなぜか、ぼくのスイッチがオンになった。
「もう若くないんやから、やから、やから、、、、、」
たしかにな。
自分では若いと思ってたけど
たしかにな。
そういえば、おれ高血圧やしな。

あれから、ポテトチップスが並ぶコーナーの前を何度も行ったり来たりすることはありながらも一度もレジに持って行っていない
(あっ、レジ通ってないからといってパクってるわけではないです)

いつも後ろ髪を引かれまくりで。
引かれすぎて、もう後頭部ハゲちゃってるかもしれない。

そんな今もこれを書きながら、ポテトチップスのことを考えている。

今宵の晩酌では何を食べれば、ひとときの間ポテトチップスを忘れられるのだろうか。

ちなみに、その知人には、あれから買っていないこと、食べていないことは伝えていない。
誰ひとり伝えていない。上司にも同僚にも、親にも兄弟にも。

きっと褒められはしないだろうから。

だけど、言いたい。どやりたい。
「もう、5ヶ月もポテトチップス食うてないんやぞー!!!!!!!すごいやろーーーー!!!」
そんなこんなで我慢できず、ここでみなさんに伝えている。

愛しのぽてちー
ポテチーMy love so sweet.

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