ゆる妊活体験記①~クリニック初診~
※当記事は、「妊活」をテーマとしているので、興味がない方には、描写が生々しく感じる可能性があります。ご注意ください※
妊活に踏み切るまで
子どもが欲しくなるまでの心境は、以下記事にまとめている通り。
今回は、この次のアクションとして、レディースクリニックに行ってきた。
当記事は、自分の記録としてのほか、今から同じように、一歩を踏み出そうとしている人の参考になれば、と思っている。
上記の記事にも書いたが、私が子どもについて、真剣に考え始めたのは、ごく最近のことだ。だから、トライを重ねて満を持してクリニックへ、という状況ではない。
受診に踏み切った一番の理由は、32歳という年齢が大きい。なんとなく避妊をやめて、流れに身を任せてからは数年経つけど、それで授かることはなかった。
今まではそれで、特に何も思わなかった。子どもについてのモチベーションがなかったからだ。しかし最近、ここにきてやっと前向きになったので、年齢的にものんびりしてはいられないし、行こうかな、という流れになった。
また、妊活に取り組む前に、私または夫に機能的な問題があるかどうか、知っておかないと、効率が悪いとも考えた。自然妊娠がどう頑張っても無理な状態なのに、何カ月も努力した結果授からず、その後で問題判明、となるのでは時間が無駄すぎる。
幸運なことに、夫と私はその点で考えが一致していたため、夫婦揃ってクリニックを受診した。
不妊の原因の、約半数は男性と言われている。
初診で私だけが検査したとしても、後々に男性も検査、となるので、別々に受診するのは非効率と考えた。
クリニック選び
追い込まれて、切羽詰まっているような状況であれば、もしかしたら入念に名医を探して、遠くでも通ったかもしれないが、そうではないので、まず第一の条件として、家から通いやすいところで絞った。
仮に、妊活が長期化した場合、クリニックへの移動時間は最小限の方がいい。また、仕事とクリニック通いの両立が困難で、結局どちらかを諦めてしまった、という声をたまに聞く。私は平日午後のみの、扶養内勤務をしており、せっかくゆるい働き方をしているので、両立させたい。
続いて、第二の条件は、助成金を受ける際に、自治体の指定医療機関であること。助成金については、国からの助成金と、自治体(住んでいる市区町村)の助成金の二種類がある。このどちらも、助成金を受け取るには、自治体の指定医療機関で治療を受ける必要がある。これについても、長期化した際のリスクヘッジとして、仮に治療が長期化した時に、助成金の都合で転院、などになると、面倒だと思った(助成金というよりは、高度な治療に対応していないという理由で転院、ということもあるだろう)。これを最初から見越すのであれば、初診の段階から、指定医療機関で受診した方が良いと考えた。
この第一・第二の条件を踏まえると、地方在住ということもあり、ごく少数に絞られた。残りはHPの印象(派手にお金をかけているというところよりは、シンプルで見やすく、情報が整理されていること、オンラインの予約システムにきちんと投資して効率化されていること、などを重視)やGoogleの口コミ(Googleの口コミは、削除要請が非常に困難なので、一定の信頼がおける。いいコメントはサクラの可能性があるので、悪いコメントを確認)などを総合的に見て、選出した。
受診の流れ
選んだクリニックは完全予約制。オンラインで予約を済ませ、問診票はPDFでDLし、事前に記入する。男女共に記入する欄があり、結婚歴や過去の治療歴、タイミングの回数などを問われる。
クリニック内では、患者ごとに割り当てられた番号が、次のフェーズ(診察/採血/検査/会計など)と共にモニターに表示される方式で、「〇〇さーん!」などと大声では呼ばれない。
仮に、待合室に知人が居合わせれば、名前を呼ばれなくても確実に分かるので、プライバシーというよりは、効率化の面で好印象。HPから読み取った印象は概ね外れてなかったようで、待ち時間は、想定よりもだいぶ短かった。
診察は、事前記入した問診票を元に、夫婦一緒に診察室に入って先生と話す。
初診では、まず現在の状況を確認するために、保険適応内の検査を行うとのことで、私は超音波検査や採血などを行い、夫は別室で精液の検査を行った。
両者の検査結果が出揃った段階で(約40分程度。外出可能)、また夫婦一緒に呼ばれて結果の説明と今後の方針を話す。
検査結果と今後の治療について
検査結果は、結論から言うと、夫婦共に問題ないとのことだった。
保険適応内で調べられる項目については、全て基準値に収まっているとのこと。
今後のベーシックな治療の流れとしては、
①タイミング法(6カ月を目安)
②人工授精
③体外受精
という順にステップアップしていくが、夫婦によってとらえ方は様々で、検査だけしてしばらく様子を見る人、①を1年以上試す人、②③へすぐ移行してでも、子どもが欲しい人…と多岐にわたるらしい。
先生に聞いた意外な情報としては、③にいきつく人の7~8割が、不妊の原因が不明とのことだ。
つまり、私たち夫婦のように、検査して特に異常が認められなくても、なかなか妊娠しない人がたくさんいるということである。
先生からは、治療は無理強いしないので、最終的には本人たちで決めてください、もし病院側が突っ走っていたら、そこまではちょっと…などと言ってください、との説明があり好感が持てた。
これらを踏まえ、私たち夫婦は今後、タイミング法に進んでいくことを決めた。
初診を終えて思うこと
クリニックを予約して、受診するまでと、検査を終えて検査結果が出るまでは、夫婦揃って、とても緊張していた。
私は、これを機に子宮に重大な病気が見つかったらどうしようとか考えていたし、夫は夫で、男性側の理由で妊娠確立0%と言われたらどうしよう、などと考えていたようである。
しかし、これらの問題がクリアになったことで、受診してよかったと心から思っている。もし自分(相手)に問題があったらどうしよう、などと悩まなくて良くなるのは大きい。
また、問題がクリアになるだけでなく、医師からの説明を元に、次のステップへ進める。これから行うタイミング法についても、自己流でやることもできるが、精密な検査や明確なエビデンスを元に、妊娠確率を最大限高めることができるのだ。
実は何回か、自分で基礎体温を測って自己流のタイミング法を試していたのだが、小さな体温の変化で一喜一憂したり、半信半疑のアプリ頼りでタイミングを取ったりと、結構ストレスだったのだ。これらの悩みがすべて解消された。
妊活もクリニック受診も、早ければ早いほどいい、それは誰だってわかっているだろう。その上で、私は32歳になるまで、前述の記事のとおり、妊活に前向きになれなかった経緯があるので、闇雲に、早期受診を人に勧めようとは思わない。
そもそも子どもを持つこと、それに向けて妊活をするか悩んでいる人は、受診の前フェーズにいるので、まずはそのフェーズで自分が納得がいく答えを見つける必要がある。
その上で、子どもが欲しいという決意が固まったのであれば、自己流の妊活ではなく、早期に受診をした方が、効率がいいし自分のメンタルにも良い、と実感した。
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