【漫才】金玉もみし・ほぐし「毛Mary」

もみし「最近孫との遊びについていけんのよ〜」
ほぐし「ほー、そうなん?」
もみし「どうしたらええと思う?」
ほぐし「なんや、君の孫は何をやっとるん?」
もみし「けめりー、や言うらしいんやけどな」
ほぐし「蹴鞠?なんやそれ平安貴族の遊びやないか!僕らだって若い頃ようやらんで!」
もみし「ほぐしくん、何を言うとるん?」
ほぐし「何ってだから、蹴鞠やろ?」
もみし「いやはや、ほぐしくん、耳遠なったなー」
ほぐし「なにがやの?」
もみし「僕が言ってたのはけめりー、や」
ほぐし「なんやそれ、どういう字を書くねん」
もみし「髪の毛の毛にアルファベットのエムエーアールワイで毛Maryや」
ほぐし「な、なんやそれ…ルールはどないやねん」
もみし「まずな、1ターンに1度13cm髪が伸びるメリーさん人形を用意するんや」
ほぐし「恐ろしいなあ」
もみし「ほんでな、2~5cmの長さで交互にハサミで髪の毛を切っていって、最後に頭皮を切ってしまった人が負けらしいねん」
ほぐし「怖ー!それ、負けたらどうなるん?」
もみし「それなあ、孫に聞いたんやけど教えてくれへんのよなあ」
ほぐし「なんでやの?」
もみし「それを聞いてしまうとそのゲームに参加せなあかんくなってしまうらしいんや」
ほぐし「あらららら…!」
もみし「どうしてもって言うなら聞いとくけどな?」
ほぐし「いやいやええわええわ!勘弁してくれや!君も危ないでそんなん!」
もみし「あら、そうか?」
ほぐし「それにしてももみしくんなあ、孫に厳しく言わなあかんで、それ!そんなあそびやめときやー!って!」
もみし「言いたいところなんやけどなあ」
ほぐし「なんや、言ったらええやろ」
もみし「孫が数日前から行方不明なんよなあ」
ほぐし「怖ー!今日で一番怖い事言うてる!ええかげんにせい!」
もみし「ほぐされました。」
ほぐし「ありがとうございました」

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