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かっこいい女パンチライン集

主眼
今日はかっこいい女のパンチラインを紹介していきたい。

何故か?
正直、私も何故かはわからないのだが、可愛らしい女性よりもかっこいい女性の方が惹かれるものがある、これは紛れもない事実だ。また、現今の日本を眺めてみれば、可愛らしい女性にのみフォーカスがされており、「自分の力」で生きていく逞しい女性は等閑視されている、これもまた明々白々な事実だ。二つの事実に挟まれた私は考えた。かっこいい女性の壮烈なパンチラインを紹介しておけば、この寒々しい評価も覆せるのではないかと。というわけで、少々付き合ってもらいたい。

パンチライン


あら、死の香りはいくら香水を振りかけたって解決しないわよ。ーー駒嶺涼香の発言より、美谷皐月『鬱勃の狭間で』から引用

いいかい、青年、愛とは相補的なものよ。
ーー綾辻旭の発言より、中町南『スキーイング』から引用

輪廻の隘路を逆行するくらいの声で叫んでみれば?
ーー赤松律の発言より、南沢克道『創世』から引用

私はあなたに会うために生まれたのではないわ。むしろ君が私のために生まれたんでしょ。
ーー石波美穂の回想より、三石未満『鶯の可否』から引用

偶然性は必然的な意思のもとに初めて宿るものさ。
ーー旗を持つ女の発言より、本田まひろ『ぽかぽか死道』から引用

詩は空間を豊かに拡張します。
ーーアレイ=ベッカーのスピーチより、『アレイ=ベッカー全集』より引用

泣いたっていいわ。街角に春を拡げるのは、いつだって涙よ。
ーー池田玲の発言より、川口諒大『池袋編』から引用


総括

さて、ここまで数人の女性の名言を紹介してきた。実在の人物もいれば、そうではない者たちもいる。決して生半可な人生を歩んできた人間には吐けない文句である。かわいい、かわいいと持て囃されたきた女性たちからは発現してこない名句である。そして、真に重要なことを見誤ってはならない。肝要なのは言葉が人の生を根本的に変え得る力を持っており、そうした言葉はタフな人間たちからしか現れ出ないのだ。生き方を磨いてほしい。ちょうど彼女たちの人生が強かに磨かれたように。

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