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STILL LOVE HER #シロクマ文芸部

『十二月の星座が一番素敵だと僕をドライブへと誘った』

 1988年リリース、TM NETWORKによる「STILL LOVE HER (失われた風景)」の一節。
 12月になると、僕はこの曲を度々思い出す。

 アニメ『シティーハンター2』のエンディング・テーマとして使用されていた。シティーハンターと言えばオープニング曲の「Get Wild」が有名だが、僕はこの曲の方が好きだ。
 コンセプトアルバムの大名盤『CAROL』(1988年)の最後の曲としても収録されている。

『CAROL』は本当に好きなアルバムで、昔『mixi』に記事を書いたこともある。
 mixiと言えばたくさんの思い出がある場所だったが、先日ログインしようとしたら入れなくなってしまった。パスワードを忘れてしまったのが原因だが、そもそも登録していたメアドが昔使っていた携帯かパソコンのもので、それ自体にアクセス出来ない状態になってしまった。
 昔書いた自分の文章を読みたくなったのだが、それも叶わなくなってしまい非常に悲しい。このnoteに書いた文章は十年後の自分も読み返せるように、しっかりとパスワードも管理しておこうと思った。

 話を戻すと、この曲は冬になると聴きたくなる曲第一位だ。
『CAROL』には他にも「Winter Comes Around」というロンドンの冬を彷彿させる曲が収録されているが、このアルバムは本当に冬が似合う。

冬の日ざしをうける公園を横切って
毎日の生活が始まる
時がとまったままの僕のこころを
二階建てのバスが追い越してゆく

STILL LOVE HER (失われた風景)



 冬の星座といえばTM NETWORKには「Here, There & Everywhere (冬の神話)」という曲もある。
 こちらはアルバム『Self Control』(1987年)に収録されている。

涙にくれた出来事さえ
人はいつしか忘れるように
覚えた冬の星座は
春になればすべて変わるだろう

Here, There & Everywhere (冬の神話)


 そういえば、どちらの曲も作詞は小室哲哉氏が手掛けている。
 もしかして小室氏は冬の曲を作詞させたら一流なのではないだろうか。
 そしてそれはglobe時代まで脈々と続いていた気がする。




 今回はこちらの企画へ参加させていただきました。

 当初は「STILL LOVE HER」の曲をモチーフに小説を書こうと思っていましたが、結局TM NETWORKの曲紹介記事になってしまいました。

 たまにはこういうのもって感じで、よろしくお願いします。



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