「はたらく」ことと、コロナ禍
「はたらく」とは?
敢えて、「働く」ではなく、「はたらく」なのか。
「働く」はまさしく「労働」だ。「働」いて、お金稼いで、自分や家族を養うための手段だろう。
「はたらく」となると、不思議と「労働」というよりも、個人的にら社会の中での役割の印象がより感じられる。「機能する」という感じだろうか。
若者のキャリア形成に関与している仕事なので、色々思うところはある。特にここ数年強く感じていることを2つ、述べようではないか。
①好きなことを仕事にする
好きなことでお金を稼げるのは、
精神衛生的に良いと思う。
多少キツかったり辛かったりすることがあっても、
多少我慢できるからだ。
でも、一番好きなことを仕事にすると、
逃げ場がなくなる。
だから個人的には一番好きなことは趣味としての逃げ場にして、
2番目以降に好きなことを仕事にできるのが良いと思う。
私はエンタメ系が大好きだ。歌手、声優、俳優。憧れ。
でも、今は観客の立場で楽しむようにしてる。
好きなことで、一番お金になりそうだったのは、
教えることだった。
子どもは好きかというと、そうでもない。
でも、教えること。それによって子どもが変化するのが魅力的だ。
辛いこともたくさんあった。精神科一歩手前まで何度いったことか。
でも、今はその思いが糧になってる。
その時、エンタメが心の拠り所になった。
心身のバランスをとりながら「はたらく」ことは、
実は凄いことではないだろうか。
②職業観の変化
新型コロナウィルスの蔓延は、若者の仕事観に大きな影響を与えてると感じる。
理想は①で述べたように、「好き」なことで「はたらく」のがいい。
でも、それが色んな要因で生活できなくなる状態になったら、どう思うだろうか。
今の仕事は、在宅ワークが出来なくはないが、
それだけでは難しい業種。
ある意味、エッセンシャルワーカーになるのだろうか。
いろんな意味で大変になった業種もたくさんある。
こんな中でも強い業種に人気が集まるのではと思う。
好きなことだけでなく、世の中の動きなどに左右されない仕事という観点も大事になってくるんだろう。
私は恵まれてる方だと思う。
好きな仕事でお金を稼ぎ、自活できている。
もちろん、日本の労働には課題は山積していると思う。
仕事観はそれぞれ異なるからこそ、相手を尊重していきたい。
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