#86 無敗で出会い、無敗で別れる。 【J1第5節】
こんばんは、バーラです😊
今回は、先週末に行われたサンフレッチェ広島vsガンバ大阪の試合を振り返っていきます!
よく節目であたるイメージのあるこのカード。
前回対戦はプレシーズンマッチで、エディオンピースのこけら落としにあたる記念すべき試合でした。(その時は1-2でガンバが逆転勝利。)
そこから早くも1か月半。
それぞれ選手が躍動し、ともに無敗でこの日を迎えました。
無敗を維持するためにも、互いに絶対に負けたくない一戦です。
ガンバのスタメンでは、負傷中の岸本選手に代わってアラーノ選手が右SHとしてスタメンに名を連ねました。(この復帰は非常に大きい!)
ダブルボランチのコンビは鈴木選手とダワン選手。イスラエル代表帰りのネタラヴィ選手はベンチスタートとなりました。
試合は、カウンターが得意な両チームだけあって、局面が目まぐるしく変わる、とてもエキサイティングな内容でした。
特に広島はWBのクロスやプレスからのショートカウンターから決定的なチャンスをいくつも作っていました。
しかしガンバは最後のところでなんとか体を投げ出したり、ポスト運にも助けられたりしながら、なんとか0点でしのぎます。
逆に、ガンバもウェルトン選手の突破やスローインから決定機をいくつか迎えましたが、こちらも決め切れませんでした。
このように、お互い大きいチャンスを作りながらもなかなかモノにできない展開が続きます。
後半になってさらに広島に勢いが傾きかけた中、この状況を打開したのは、途中出場のネタラヴィ選手でした。
自陣で相手3,4人に囲まれながらもターンでかわしてプレスを回避すると、右ワイドに流れていた坂本選手(こちらも途中出場)へスルーパス。坂本選手のアーリークロスはキーパーに弾かれますが、逆サイドから猛スプリントで上がってきたウェルトン選手がそのこぼれ球を押し込み、ガンバが劣勢の中先制します。
こうなってくると勝ち点3が欲しいガンバでしたが、直後に相手の新井選手(新潟から移籍後デビュー戦)にミドルシュートを決められてしまいます。シュート自体が素晴らしかったのでこの失点は仕方ないですが、得点直後に失点するという悪癖が、前節に続いて出た形です。
その後も広島ペースはそのままに両チームとも決定機を迎えますが、とどめを刺すには至らず。勝ち点3を目指して死力を尽くした両者の一戦は、1-1のドローとなり、ともに無敗記録を伸ばす形となりました。
先制したからには勝てよ、という声もあると思いますが、僕の個人的な感想は「負けなくてよかった」です。
苦手意識のあるアウェイ広島戦で勝ち点を持ち帰れたことは、無敗記録更新と今後の自信という2つの意味で非常に重要だと思います。
広島は個々の能力が非常に高くて、(ガンバの誇るボランチがあそこまで封じられたのは脅威でした!)保持・カウンター両方の攻撃に破壊力があって、本当に強いチームだなと感じさせられました。
今シーズンだけでなく、今後末永く上位争いする関係でいたいですね!
ちなみに広島は、この試合の前までホームで2戦2勝していたので、エディオンピースで広島に負けていないのはガンバだけということになります。
(しかも2回とも!笑)
ガンバは本当に強くなりました。
今までとはタイプの違う相手でしたが、臆せず自分たちの保持スタイルをミス少なく貫き、失点後も肩を落とさず前を向いてプレーできていました。
今日の勝ち点を無駄にしないためにも、今後も上位争いをしてくれることを強く願って、京都戦を楽しみに待ちたいと思います。
ガンバ大阪、オレ!!!
<以下、各選手ごとのコメント>
・一森選手
前半のヒヤッとするミスのあと、持前のフィード精度がいつもほどは発揮されなかった印象です。それでも、たまにビッグセーブを見せるなど活躍は十分だったと思います。ミスを恐れず、大胆にプレーしてほしいです。
・半田選手
1対1の守備ではさすがの対人能力で、安心感が違いました。気になるはWGの位置まで上がった時の裏のカバーで、そこをダワン選手やアラーノ選手がスムーズにできるようになるとなお良いかもしれません。
・三浦選手
セーフティを心掛け、安心安全の防壁として君臨しました。相手のCFに対してほとんど負けないフィジカルは、福岡選手とは違った魅力です。
・中谷選手
一度大きなミスがありましたが、シュートブロックで決定機を阻止するなど要所で集中力を発揮してくれました。1失点で済んだのは中谷選手の貢献が大きいです。
・黒川選手
相手のWBの守備に忙殺される時間が多く、あまり持ち味を発揮する試合展開とはなりませんでした。できれば黒川選手が苦し紛れのクリアをしなくて済むように、チームとして保持の精度を上げたいところです。
・ダワン選手
半田選手の代わりに右SBのポジションを埋めることが多かったですが、ほぼ抜かれることなくつとめ上げていました。何をやってもレベルが高いです。
・鈴木選手
ボールタッチはあまく多くありませんでしたが、小柄ながらファイトするその姿には胸を打たれます。
・アラーノ選手
岸本選手と入れ替わる形でこの男がケガから電撃復帰。まだコンディションは万全ではないようでしたが、これからの連戦には彼の存在が不可欠です。
・山田選手
誰が何と言おうと僕はこの人をMVPに推します。気迫のこもったしつこいディフェンスでピンチを何度も未然に防いでいました。山田選手がいなければ3失点くらいしていてもおかしくありません。決定機を外したとしてもおつりがくるくらいの大活躍でした。それにしても早くゴールが見たい!
・ウェルトン選手
ガンバの攻撃のほぼ全てに関与していて、もはや去年のアラーノ状態。あれだけ仕掛けながら90分走り続けるスタミナも魅力です。両利きだそうですがやはり左WGのほうがやりやすそうな気がしました。
・宇佐美選手
ガンバサポみんなが期待した4戦連発弾は残念ながら来ず。しかしボールを持てばキレは感じさせました。今日は前線で孤立してロングボールを収めるという仕事をやらされていましたが、ガンバは彼を一番に活かす方法を考えるべきでしょう。
・食野選手
途中出場で今季初出場となりました。大チャンスは外してしまいましたが、ケガ明けなのでまだまだこっから!無敗でつないだバトンを、次は食野選手がつないでくれることを期待しています。
・ネタラヴィ選手
ボールを持てばやはり違いを見せつけ、先制点の起点になりました。贅沢を言えばもう少し守備でガツンといってもいい気が…