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#103 涙を拭いて振り返ろう 【2025J1第1節】
2025J1第1節 vsセレッソ(H)2-5●
得点者:ラヴィ・黒川
1.メンバー
ガンバは昨年の4-2-3-1フォーメーションを継続
守備陣は鉄板の一森・半田・中谷・福岡・黒川
ダブルボランチにラヴィ・鈴木
2列目は右から山下・名和田・奥抜
トップに宇佐美
・新加入組でスタメンは名和田・奥抜の2名
・山田・ウェルトンはメンバー外
(※山田選手は翌日のTMには出場。)
66’ 倉田in 名和田out
73' 美藤・ジェバリin 山下・ラヴィout 倉田左、奥抜右の4-4-2に。
87' 南野・唐山in 奥抜・鈴木out 唐山右、南野左の4-4-2。倉田は左CH。
2.守備時の問題点
僕が思うこの試合における問題点は、主に以下の2つです。
①相手CB→ボランチの縦パスを通させてしまう
②クリアボールをことごとく相手に拾われる
まず①に関して。
昨年は坂本選手が上手く背中で相手を消しながらプレスをかけられていました。しかし、その坂本選手が離脱した今、プレスが機能せず相手にひっくり返されるシーンが目立ちました。
相手のボランチを捕まえようとガンバの中盤が前に出て対応しようはしましたが、うまくいなされてしまい、結果的にバイタルを空けることにつながりました。中盤にダワン選手がいればつぶせていたのに…という意見もありましたね。
坂本・ダワン選手という絶対的主力の流出を嘆かざるを得ない内容でした。
この問題を解決するには、プレスのかけ方(前線の選手)を変えるか、引いて守るか、のどちらかだと思います。ガンバの現状スカッドにおけるFWの選手の年齢や特徴を考えてもプレスはあまり期待できないため、引いて守るのが現実的な方法ではないかと僕自身は思っています。
②は、特に後半に顕著でした。やきもきしたガンバサポも多かったことでしょう。昨年いかに坂本選手のポストプレーがチームを助けてくれていたことか。ここでも坂本選手不在の影響を感じずにはいられません。
この問題は、ジェバリ選手が投入されて以降はかなり改善されていたため、前線で収めることのできるジェバリ選手は今後のガンバのキーマンになりそうです。
3.その他気になったこと
鈴木・ラヴィ選手の両ボランチは、左右を決めるというよりも、マークする相手選手の立ち位置に応じて守備時のポジションを入れ替えている感じでした。相手選手がサイドに流れてボールを受けた際には、2人ともかなりボールサイドまで寄って守備をしていたのが印象的でした。
このやり方はかなり運動量が求められそうなので、倉田選手や美藤選手といったベンチメンバーとプレータイムをシェアすることになりそうです。
(ボランチはかなり手薄な状況なので、アラーノ選手が復帰すればボランチ起用もありえるかもしれません。)
4.各選手にひとこと
・一森選手
前半のビッグセーブは、試合を拮抗したおもしろいものにしてくれました。DFラインの背後のケアも完璧でした。昨シーズン見られた正確なゴールキックが不発だったのが少し残念です。
・半田選手
時間がたつごとに調子が上がっていくのはいつものことですが、できれば立ち上がりからそのパフォーマンスを見せてほしい!(笑)
対人守備は意外と苦労している印象を受けましたが、攻撃時のクロスには可能性を感じました。
・中谷選手
機をみて飛び出してこぼれ球を拾ったり、相手のカウンターをつぶすプレーが魅力的でした。「運んでひきつけてパスを出す」が高いレベルで実行されているのも頼もしいです。
ただ彼の開けたスペースは誰かがカバーしなくてはなりません。
・福岡選手
失点シーンはミスもありましたが、責める気にはなれません。良いカバーもたくさん見られたので、これからもエナジー全力でプレーしてほしいです。
・黒川選手
ラヴィ選手が前半のMVPならば、後半のMVPは間違いなくこの選手。数的不利な難しい状況でも、左サイドの突破をほとんど許しませんでした。ここしかないというコースに叩き込んだボレーは、ガンバサポの闘志に火を灯し続けてくれました。
・ラヴィ選手。
ピッチ中央にて一人だけ別次元のクオリティを発揮。コンディション不良が重なった今までが嘘のような好プレーを連発していました。相手のプレスを回避して前進したり、正確に足を出すタックルでボールを刈り取ったり、ダワン選手が抜けた中盤はこの男にかかっています。
サポーターみんなが待ち望んだJ1初ゴール。
・鈴木選手
ラヴィ選手との良いバランスでビルドアップの助けになりました。今季はミドルシュートにも期待です。
・山下選手
守備時に2度追い3度追いをする姿は周りの手本になるでしょう。あとは決定機を決めていれば…
・名和田選手
狭い局面でテクニックを見せました。まるで宇佐美選手が2人いるようでロマンを感じます。
守備やポストプレーでもう少し貢献できれば文句なしです。
・奥抜選手
期待の新戦力はほろ苦いデビューに。DFラインまで戻って守備するのをためらっているように感じました。
いろいろ言われているようですが、めげずにオンザボールで質を見せてほしいです。
・宇佐美選手
背番号7のキャプテンはスタメンかつフル出場。天皇杯を欠場したのが嘘のように体が軽そうでした。
2度ほどあったチャンスを決めていたら、結果は違ったかもしれません。
・倉田選手
途中出場でいろいろなポジションを起用にこなしました。
・美藤選手
体の強さを活かして中盤の強度を上げる存在になれるか、今後に期待です。
・ジェバリ選手
やはり出場すれば前線で起点を作ってくれる貴重な選手。今後のガンバの生命線といっても過言ではありません。
・南野選手
決定機に顔を出すなど、得点への意欲を感じました。
・唐山選手
右サイドの突破力は相変わらず健在。今後スタメンを脅かすかも。
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