成人式の写真で思ったこと
明日は成人の日。最近はこの日で開催しないところも多いようですね。
私の住む田舎町でも、近隣の地域でもお盆休みの時期、正月3が日のうちで開催しているところがほとんどです。若い人が皆故郷から離れているので、帰省に合わせてというのが理由のようです。
さて皆さんの成人式の写真は残っていますか?
私の時代だと成人式当日に着付けをして、式の前に写真屋さんで写真を撮影するというのが普通でした。
今日残っている自分の着物姿の写真を見直し、成人式当日はかなり早起きをして着付けをしてもらい、写真を撮影、成人式会場に開会ギリギリに入ったことを思い出しました。
私の時代は仲人制度がかなり幅を利かせていて、成人式の写真が即お見合い用の写真として使うという用途があって、自宅に残すだけでなく、数枚焼き増しし、仲人さんへ渡したこと、その写真は帰ってこなかったなどを実母が言っていたことを次第に思い起こしています。
昭和一桁生まれの母は祖父(私の曽祖父)の影響により機器好きで、今でも新製品が出ると興味を示します。
もちろん若い時からカメラも好きでしたが、高価なものでしたから、記念時は写真館で撮影してもらい、必要な時に借りて撮影、私が義務教育を終える頃までを丁寧に写真に残してくれていました。
年老いて、母の楽しみはこの写真たちが収められたアルバムを時折見ることです。
今や写真はデジタルの時代で、紙で残すことをほとんどしません。
思い出を自分の頭の中で映像化することが年々難しくなってきた私が、今後デジタル機器で撮影した写真をどうやって記憶に結びつけるのか、成人式の写真がそんな難しい命題を突きつけてきました。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
成人の日の話題を耳にして、近親者が成人したことで私の成人式を思い出し今感じることを呟きました。
皆さま有意義な1日をお過ごしください。