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【JAS認証】 エチオピア グジ シャキッソ村 TADE GG農園

Loop coffee(やさしいコーヒー)

群馬県みどり市にある「珈琲バール karei」が、環境や人、動物に「やさしい」コーヒーを、月に一度お届けするサブスク「Loop coffee」。
本記事では、今月お届けしたコーヒー豆の「ストーリー」をご紹介します。

Loop coffee


森林再生から始まったTADE GG 農園

首都アジスアベバから南に約400km。グジ地区シャキッソ村に位置する「TADE GG農園」。

深い森の中に現れる農園は、コーヒーの木々の周りにヤギなどの家畜が歩き回り、農家さんの声が飛び交うのどかな農園です。

プロデューサーのTesfayeさんは麦わら帽子がトレードマーク。2000年から4年連続でおきたシャキッソ村の山火事の鎮火後に、残ったごく僅かな森林と広大な土地を購入しました。

残った森林の保護と再生を願い、自身でコーヒーとシェードツリーを栽培し、有機栽培コーヒーの生産を始めました。

Tesfayeさんと農園の皆さん


緑の金

TADE GG農園は、2006年に初収穫を迎え、以降、品質の向上・安定に力を注ぎ、多くの農家さんを巻き込みながら規模を拡大していきました。

現在では2つの栽培エリアに分かれながら、合計で521haまで栽培面積を拡大し、シャキッソ村は豊かな森に囲まれたコーヒーの村となりました。

このGG農園という名前は、昔シャキッソ村で「金」が採掘されていたことに由来しており、現在ではコーヒー=「緑の金(Green Gold)」が栽培されることから名づけられました。

TADE GG農園の入口


地域社会への貢献

プロデューサーのTesfayeさんは、コーヒーの売上の一部を、シャキッソ村の小学校建設のために寄贈しました。

彼は幼い頃、自宅から58kmも離れた学校に通っていた経験があり、地域の子どもたちにとって身近な場所に学びの場があることの重要さを感じていました。

エチオピアのコーヒーセレモニー「カリオモン」

村に教育の場があり、農園という労働の場があることで、愛着のある生まれ育った村から離れなくても生活できる、もしくは進学のために一度村から離れることになっても、村に変えれば学んだことが役立つ環境がある。

そんな安心感を子供たちに与えられるように努力し、地域ぐるみで持続可能なコーヒー栽培を目指しています。

現在、寄贈した学校では約1400人の子供達が通うマンモス校となり、地域の大人に見守られながら勉学に励んでいます。

アフリカンベットでの乾燥工程

豊富な山の湧き水で磨くように精製されたこのロットは、まるで輝いているかのような非常に明るい酸味を持ち、高い糖度と相まってフルーツジュースのような印象を持っています。

そのため今回は、浅煎りで皆さんにお届けします。季節柄、アイスコーヒーにしても、おいしくお飲みいただけます。ぜひお楽しみください!

アイスコーヒーの淹れ方(出来上がり300ml)

  1. サーバーに氷を120g入れる

  2. ドリッパーに粉を30g入れる

  3. サーバーにドリッパーをセットする

  4. 90℃程度のお湯を注ぎ、3分間で180ccのコーヒーを抽出する

  5. サーバー内で、氷が溶けるまでコーヒーをよく混ぜ冷却する

  6. 新しい氷を入れたグラスに、サーバーからコーヒーを優しく注ぐ

豆のデータ

※本内容・写真は、生豆を購入した「海ノ向こうコーヒー | 産地のストーリーとともにお届けするスペシャルティコーヒー (uminomukou.com)」さまより引用、加筆させていただきました。


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