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コンゴ コパーデ組合 ローランド・ゴリラ
Loop coffee(やさしいコーヒー)
群馬県みどり市にある「珈琲バール karei」が、環境や人、動物に「やさしい」コーヒーを、月に一度お届けするサブスク「Loop coffee」。
本記事では、今月お届けしたコーヒー豆の「ストーリー」をご紹介します。
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コンゴ共和国
美味しいコーヒーを産出することで有名なグレートリフトバレー(大地溝帯)。コンゴ共和国はその西側に位置し、近隣国にはウガンダ共和国、そしてルワンダ共和国があります。
コンゴは、コーヒーの2大品種の「ロブスタ種」が世界で初めて発見された国。コーヒー栽培は、1900年ころから始まり、大規模プランテーション生産により、みるみる成長していきました。
しかし、1960年の独立をピークに、その後の戦争やコーヒーノキの病気が蔓延したことによって、衰退していきました。
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これまでコンゴのコーヒーは、隣のウガンダからバイヤーが訪れ、ウガンダへと運ばれていました。
近年、自国のコーヒーの美味しさに気づいた小農家の皆さんが自主的に自分たちのコーヒーを自らの手で最高のものに仕上げようと小さな組合を作り、徐々にその規模を拡大していきました。
コパーデ組合
今回のコーヒーを生産している「コパーデ組合」は、2014年に設立されました。今では女性1,732名、男性2,786名で構成されています。この組合は、それぞれの集落に設置された16のミニウェットミル(小さな加工場)を所有し、 品質向上に取り組んでいます。
現在では、ロンドンに拠点を置く「Farm Africa」がEUプロジェクトとしてこのコパーデ組合を大きく支援し、コーヒー栽培技術の向上、精選方法技術の向上を支援しています。
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さらに環境保全活動として「ビルンガ国立公園」内の絶滅危機にあるローランドゴリラを含めた野生動物の保護活動を中心とした環境保全に力を注いでいます。
ビルンガ国立公園
ビルンガ国立公園はアフリカの中でも歴史が古く、1925年に設立されました。
ビルンガ国立公園にはマウンテンゴリラ、絶滅危機にあるローランドゴリラ、アフリカゾウ、チンパンジー、ライオン、レイヨウ、そして豊富な種類を野鳥が生息しています。
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この地域は数多くの紛争が起きた地域でもあり、その動乱の中でも豊かな自然を守り抜こうと地域住民と民間セクター国際組織が手を取り合い協力体制をとっています。
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このコーヒーを飲むことで、ローランドゴリラを含めた野生動物の保護活動を支援することができます。
自然豊かなビルンガ国立公園とそこに生息するローランドゴリラに思いを馳せながら、この機会にぜひご賞味ください。
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※本内容・写真は、生豆を購入した「海ノ向こうコーヒー | 産地のストーリーとともにお届けするスペシャルティコーヒー (uminomukou.com)」さまより引用、加筆させていただきました。