ウガンダ ルウェンゾリ ドンキーナチュラル
Loop coffee(やさしいコーヒー)
群馬県みどり市にある「珈琲バール karei」が、環境や人、動物に「やさしい」コーヒーを、月に一度お届けするサブスク「Loop coffee」。
本記事では、今月お届けしたコーヒー豆の「ストーリー」をご紹介します。
ロバが運ぶ高品質ウガンダコーヒー
ウガンダは、「アフリカの真珠」と呼ばれ、水と緑が豊かな台地が広がっています。コーヒーの生産量は、世界第7位。主な生産地は、東部のマウントエルゴン周辺、南部のルウェンゾリ周辺です。
今回のコーヒーは、南部のルウェンゾリ山脈、コンゴ民主共和国にほど近い場所の世界自然遺産にも登録されている、通称「月の山」のコーヒーです。
良質なコーヒーが取れるリフトバレー(西リフトバレー)にちょうど位置するこの山脈地帯は、4000mを超る山々が連なり、雄大な光景が広がっています。
その中でも、標高が高い地域のコーヒーだけを集めました。標高が高すぎて、集荷するトラックが入れないため、小農家さんたちがいつも使っている「ロバ」(ドンキー)にコーヒーチェリーを載せて山をくだり水洗工場まで運んでもらっています。
かつて内戦等の紛争が絶えなかったこの地方は、低級品のアンウォッシュドアラビカの産地 でした。
しかし、元来ここで栽培されているコーヒーの樹は、ケニア由来の品質の良いアラビカ種でチェリーの資質は非常に高く、品質低下の原因は流通経路で混入されるロブスタや近隣国からの密輸によるオールドクロップだったようです。
元来、この地域のみで精選されたコーヒーは、とてもクリーンで、柔らかな酸味と柑橘系の甘さが広がるとても良質なコーヒーです。
「ロバ」(ドンキー)が運んだコーヒー。情景を思い浮かべながら、この機会にぜひご賞味ください。
※本内容・写真は、生豆を購入した「海ノ向こうコーヒー | 産地のストーリーとともにお届けするスペシャルティコーヒー (uminomukou.com)」さまより引用、加筆させていただきました。