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死にそうだったけどBARヒタルを始めました、そして現状

こんばんは。自由が丘にあるバー「BARヒタル」の伊藤です。

今回はなぜ私がヒタルを始めることになったのか?について書いていきたいと思います。

色々あって咳喘息and鬱悪化に


まず、10月まで前の勤め先のバーでの正社員としての勤務と間借りのバーをやっていました。

しかし、前の勤め先から色々吸収して立派なバーテンダーになろう!と思って意気揚々と入ったものの、店長はほぼ店におらず私のワンオペ状態が勤務後3日目からでした。ここからすでにモヤモヤしてました。

そのため、なんか基礎から氷割りとか基本的な所作を学びたいなあ〜と思って入ったのが今のオーナーの経営するバーでした。週1回、深夜12時過ぎから朝5時までのシフト。

間借りのバーも週1回やっていました。あまり集客はうまくいきませんでしたが、いいお客さまに恵まれ、間借り先にも本当にお世話になったのでやってよかったな、ありがたいな、と思っております。

そんな感じでほぼフルタイム+間借り1日+現オーナーのところでのバイトという週6日以上働く期間がありました。それでも、自分が選んだことだったので充実感がありました。

しかし、3ヶ月目にして問題が起こります。
当初約束していたシフト通りに働けなくなってしまったのです。そのため、間借りは週1回開催することが難しくなってしまいました。
そのため、間借りのバーは10月で打ち切ることになりました。

しかも、数少ない、店長と一緒に働く際にたびたび店長が「少額のぼったくり」をしていた場面を見ました。
おもに、酔っ払っている女性の常連様から4000円〜1万円程度のチャージ料でもタックスでもないサービス料でもないお金をこっそり裏で足しておいて、それで会計して、と言われるのです。
その方々は酔っ払っていてカードを切るので、気が付かないのです。

この環境では長く働けない!無理だ!そう思った矢先に咳喘息を発症しました。
咳喘息は私の場合は早くても1週間、長くて1〜2ヶ月続きます。
流石に営業中息が苦しすぎて倒れそうだったので、メインのその職場をお休みすることになりました。

咳喘息が続き、治らない際中にも店長から「正社員としての責任が足りない、次の日は仕事に出てください」との連絡が来て、もうこの職場無理かも…と思って辞めてしまいました。

それから、仕事がないこと、今までの職歴がめちゃくちゃ(短期離職が多いこと)なことで、どんどん精神がやられてきました。

元々躁鬱持ちで薬を飲んでいるのですが、薬を飲む管理ができなくなり、メンタルがどん底まで落ちました。
一番ひどい時は、思考力が鈍って日常生活でご飯を食べる、風呂に入ると言う判断ができなくなりましたね。

その時ちょうど、現オーナーのお店の周年だったにも関わらず出ることができなかったので、現オーナーにももう見放されるかな…と思い「もう●のう」まで行ってました。命の電話に電話かけまくったり(出なかったですが)、方法調べたり…おかげで包丁がしばらく持てなかったです。

今のオーナーに奇跡的に拾われました

しかし、一緒に住んでいるパートナーや友達の助言もあり、咳喘息も治り、たくさん寝て時間を過ごした結果、
パートナーもいて住む家もある、ご飯も一応食べられるなどかなり恵まれてるなと思い、私はどうにかして生計を立てて生きないといけないと思いました。

最悪福祉に頼ってもいい、でも、できるだけやれることはやろう。

そこで、まずは現オーナーのところに周年出ることができず申し訳なかったことを伝えにいきました。

そしてたくさん話し合った結果、「空き店舗を持っているからバーをやらないか」という結論に達しました。

私は一応バーテンダー1年半以上の経験者であり、全くの素人の方よりかはできる程度です。
まだまだ自分では納得いってませんが、ドリンクを作ること自体は大好きです。
間借りではさまざまなドリンクを考案していました。

間借りのバーはBAR YOURSELFという名前で、
こんな感じのドリンク出してました。

なので、その経験を活かして、未熟でもいいからやってみようということになったのです。

テーマは興味があり、地域の中で個性を出せる「漬け酒」、そして、オーナーがセンスいいといってくれた「音楽」、この二つに絞りました。

準備からオープンまで

準備からオープンまでは約1ヶ月で進めました。
もうすでに箱と設備はあったのでその掃除、つけ酒の開発、メニューやビラのデザイン、店舗の装飾など。ほとんど自分でやりました。

立て看板の貼り紙。
メニュー。
ビラのデザイン。
雑誌の切り抜きで店内を賑やかす。
ポスターを発掘しました。

そこで、自分はものづくりが好きで、1から何かを立ち上げることが好きだと再認識しました。

とても充実感のあるオープンまででした。
そして、12/2(月)にオープンしました。

オープンしてからの現状

今はオープンして2週間目です。
1週間目はオーナーのお店から来てくれる方がちらほらといらっしゃいました。
しかも。3回来てくれてリピーターになってくれる方もいらっしゃいました。
好調な滑り出しだとは思ったのですが。

近所のお店に挨拶回りもし、急ピッチでしたが集客できるかな?と思いましたが、現実はそう簡単にいかないもの…
オーナーのお店のお客様以外の認知を広げるために、苦労しています。
売り上げが0円の日もちらほら。

このことをnoteに書くか迷いましたが、まあ、事実なので。お客様がたくさんいるわけではないのに「めちゃくちゃ順調です!」っていうのもなんか違うかなと。

今は、集客の施策としては、
アナログでは
・店外でのキャンペーン広告(立って宣伝する)
・立て看板に10%offクーポン付きのビラをつける
・挨拶回り

デジタルでは、
・Instagram

・Twitter

・こちらのnote

で頑張っております。

まあ、最初からお客様がほいほい来たら苦労しないですよね。
飲食店の3年以内の廃業率って70%といいますし。

でも、私はヒタルをやめたくないし、気に入っているし、自分の命や生活や人生もかかっているし、夢もかかっているので、諦めずに地道にやっていくしかないと思っています。
続けたいですね。

まずは3ヶ月やってみる。
そして、軌道修正は都度していく。

わからないことだらけですが、やっていきます。

そのためには、ありったけの自分の思いやお店のことなど、とにかく不格好でもいいから公開していくしかないのかと。
わたしは、自分にできることを最大限やっていきます。

こんな私ですが、応援していただけたらすごく嬉しいです。


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それでは、BARヒタルを始めたいきさつと現状でした。
また近いうちに更新いたします。

それでは、BARヒタルにてお待ちしております。

伊藤

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BARヒタル
〒152-0035
東京都目黒区自由が丘1丁目3−17 2F
焦茶色のレトロな建物の2階です。
自由が丘駅徒歩4分。
つけ酒と音楽のバーです。
時間に浸りましょう。

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