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1泊2日の屋久島旅行は本当に「もったいない」のか?

結論から書こう。
まったく、もったいなくない。

いや、でも「もったいない」と言われるのも非常にわかります!
私だって屋久島にいった時はもっとゆっくりしたかったんですが、
そのときは都合があわなくて1泊しか出来なかったんです…。
めっちゃツライ!

今から、写真とともに
滞在時間ほぼ24時間くらいの屋久島旅行記を書いていくので、
「もったいなかったのか?」をぜひ、あなたの感覚で見てもらいたいです。


屋久島に行ったのは2023年の2月なのですが、
当時は私のコケ植物への情熱がけっこう盛り上がっていて
コケの聖地とよばれる屋久島へどうしても行ってみたかったんです。

どうやら大阪からは屋久島行きの直行便の飛行機があるらしく、
調べていたらJALから出ていそうなのでホテルとレンタカーをまとめて予約
この辺はWEBの案内も親切で、海外旅行の予約をアプリでとる時のようなアタフタ感はあまりありませんでしたが、まあ頭脳と性格的な問題で
心配で何回も読み直しましたよね。

当日、飛行機の乗り方がよくわからないのが不安で
空港にはだいぶ早く着きましたが
伊丹空港から無事に昼前に出発

ちょっと小さめの飛行機。揺れるけどまあ安定感はありました。

日曜出発にもかかわらず飛行機の中は結構たくさんの人!
満席です!
飛行機が小さめだってこともありますが、人気だなあ。
出発したらわりとすぐ着きます。この時は90分くらいで着いたと思う。

つきました!こじんまりとした空港です。

さあさあ!!
空港についたら、ゆっくりしてられません。
時計を見ればもう14時くらい!
なんせ時間がないですからね!日没のことも考えないといけないですし。

航空チケットにプラスで予約しておいたレンタカーの
お店の方がカードをかかげて待って下さってたので、
そのまますぐ近くにある事務所でレンタカーを借りました。

さて、いくぞ!!

意気揚々とまず走る方向は「ヤクスギランド」です!
ヤ、ヤクスギランド…?
というとなんかテーマパークっぽい名前ですが、まったくです。

いや、ヤクスギたちがたくさん見れるパラダイスであることは
間違いありませんが、携帯は圏外、登り続ける狭い山道、
立ち込める霧で運転もまあまあ危ないので
ポップな名前だけで判断してはいけません。
でも絶対行きたい。

ここで、場所と位置関係をを確認しておきましょう。
こんな感じのルートです。

ヤクスギランドは標高1000m以上とだいぶ高いところにありますよ

時間もないので、注意しつつも急いで山道を登っていきますが
こんな感じで霧が立ち込めたりして(もちろん天気次第だけど)

ほとんど周りが見えない時も多々ありました。

今はどうかわかりませんがこの辺は携帯が圏外で、
私はdocomo契約なんですが、特に格安SIMという訳でもないのに繋がらなかったんで
ほとんどの携帯が繋がらないのでは?と思います。

到着!確かこの辺がヤクスギランドだったはず。

森の中を歩ける遊歩道みたいなランド内を少しだけ散策して、
その後はもう少し車で標高の高いところまで登って
紀元杉を見にいきます。
紀元前から生えているという大きな木です。

でかいし迫力ある〜!
私と比べるとこんなサイズ感

周りも散策もしたんですが、昼間だというのに天気が悪いせいもあってか暗いんですよ。
画像で見てる以上に薄暗いんです。
夕暮れ時みたいな感じ。
おそらくそのせいで携帯カメラの画質も落ちてるんだと思います。(そもそもの性能も…)

霧と森が広がります。良い雰囲気です。

でもこの静かな森の中で、雨の音だけが聞こえる隔離された空間がたまらなく良いですね。だーれもいません。ポツーンとした寂しさがこれまた良い。
電波も通じませんしね。
だからこそ気をつけていかないといけない。ソロなら余計に。

雨粒が落ちる音が大きくて、ボトッ、ボトッとしっかり聞こえてきます。
コケ観察もしましょう

スギバゴケの仲間ですかね?繊細な葉に露が素晴らしい
双子杉。樹上が霞んで見える
看板にもありますが、くぐり杉。
先端に毛が生えているように見えるケチョウチンゴケ。モジャってる〜

どこを見ても、森、霧、コケたち

そうそう!こういうのを求めてやってきたんですよ!

はー、自然を満喫させてもらいました。

さて、昼間でも薄暗いし、
日が暮れた霧山を走行できる自信がないので
しばらく散策して楽しんだらホテルへ向かいます。

ホテルは山を完全に下り切って、
このあたりに泊まりました。

この辺りはお店もちょこちょこあります。

食事も楽しみの一つだったんですが、
このときは近くの居酒屋などが営業してなくて
(ホテルの方に聞いたらコロナで大変なときから休んでいるとのことでした)

それならどうしようかと悩んだ末に、
地元の方がいっているスーパーに寄って
部屋でご飯をたべることにしました。

ばんちゃん!いい名前のスーパーだ。意味はわかりません

そういえば鹿児島って鶏肉の生食が結構日常的なんですね。
スーパーでもお刺身売り場に普通に売ってました。
美味しそうだったので色々買い込みました。

生食用の鶏肉がたくさんうってるのに驚き!そして安い!

んで、魚も食べたいし、生鳥も食べたいし、ビールも飲みたいし〜
とあれこれ入れてたら一人で食べる量かよ、ってくらい
買い込んでしまいました。

めっちゃ生食ばかり。お腹壊しても知らんぞと今は思う…

島のビールも美味しいんですよね〜。

屋久島のクラフトビール2本目 うまい

結構お手頃なホテルでしたが、
大浴場も広くてピカピカに綺麗でめっちゃよかったです。

さて、さっき着いたばっかりって感じなんですが
もう明日は帰るんですよね〜!はやー!!

元々の予定として、「車で島を一周したい」
というのがありまして、それを達成しつつ滝を見たり植物を見たりして
楽しむため、この日は早めに寝ることにしました。
お酒飲んだのでスッと寝れましたよ🍺


…起床!!
ゆっくり寝ている場合ではない!目を覚ませ自分!

さあ、年間400日は雨が降るという屋久島ですから
雨模様でもまったく気にしない、というよりむしろ
これが屋久島っぽくていいじゃない?とすら思えてしまう。

7時にはチェックアウトをして車で出発です。

しとしとと雨が降っている、これがいいんです

現実を見ましょう。
なんせもう昼過ぎの飛行機には乗らなくてはならないという予定!

改めて、2日目の行動を地図にあげてみます。

右下にあるホテルからぐるりと屋久島を時計回りに行きます!

行ってみたかった滝に到着!
「千尋の滝」

わりと遠くに見える滝。雨が降ってたので水量増えてて豪快
そばにある展望台の景色も素晴らしい。

下を見れば屋久島のマンホールも。

かわいいなー。カード化はされていないはずだけど。

次の目的地へ車を走らせながら、寄り道

野生化したポインセチア。こんな感じになるんだ…
何山って言うんでしたっけ

またまた寄り道
海に面した秘湯があるんですが、そこは寄っただけで入らず。
全部スッポンポンのまま海辺に行って入らないといけないところです。
「平内海中温泉」って場所。」

険しい海辺の岩

次も見たかった滝。
「大川の滝」です。
雨のせいで増水しててとんでもない水量でしたがそれがラッキーとも思える。
そばにいるだけで体がびしゃびしゃになるくらいです。

すんごい水の流れと音。写真では伝わりきれませんね…

そのまま、また車を走らせて、西側の林道へ行きます。
この辺になってくるとまた携帯が圏外になります。

ここって夜は通れないんですよ。

動物たちが飛び出してくるのでゆっくり走らないと
本当に危ない。誰もいないからってスピード出すと危険です。

屋久島の猿だー!

他には鹿も結構して飛び出してきます。

途中、止めてコケ観察。良い景色だなあ
とにかく川の水が綺麗で清らか。画像悪くてほんとすみません

西側の林道を抜けたら、灯台に立ち寄ります。

地図にもありますがだいぶ西側に来てますね

そこから北へ向かいます。

ここにたくさんのウミガメたちがやってくるらしい。

砂浜には降りれるので歩いてみました。
砂を見てみると、細かい花崗岩であることがよくわかりますね!
真砂土といった方がいいんでしょうか。
さすが花崗岩でできた島って感じです。

花崗岩の白い部分はカルシウムじゃなくてケイ素がほとんど。

まあサンゴのかけらも落ちてますけど。

晴れて、波が穏やかな日はもっと美しいところなんだろう。これもいいけど!

また走ります。
お次はガジュマル公園!

ぐるっと歩いてみれる植物園?みたいな。そんなに時間もかからない
様々なガジュマルが見れます。普段お店で売ってるガジュマルの真の姿だ

この付近の海は、船着場になっていて
波が穏やかなので海の透明度がはっきりとわかります。
イカが泳いでいるのがはっきりとわかるレベル

イカの泳いでるところって可愛いですよね。画像は荒いですけど…

そろそろ時間もなくなってきました。
空港へ向かう途中で、たまたま見かけたお店でラーメンを食べます。

お腹空いてたんです。
あごだしが効いた美味しいラーメンでした。大満足!

そして、時間ギリギリくらいに空港に到着

着いた着いた

それからレンタカー屋さんに連絡をして返して、
もう屋久島に居られる時間はほとんどなくなりました!

またぜひ来たい!

と言うことで、
無事にぐるっと島を一周して、空港へ戻ってこれました。
飛行機の時間を待って、大阪の自宅へ帰ります。
(この時は屋久島からの出発が1時間ほど遅れてました。
わかっていればもっとゆっくりみれたところもあったけどしょうがないか…)


どうでしょう?
たしかに、超有名な縄文杉への登山もおこなってないですし、
充分に屋久島を味わえたとは言えないかもしれません。

それでも、島を一周して大自然を感じられたことは
とても感動的で良い思い出となったのは間違いないです!

子育てや仕事やと時間の制限はありますが
行けるときに行って、ぜひこれからも楽しみたいと思います!

まあそんなん言いながら次に行く時はせめて
2泊以上はしたいですけどね!でへへ!

これから行かれる方、そして時間があまりないけど行ってみたいなーって方の
参考に少しでもなれば嬉しいです!
ありがとうございました!


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