目標に向かっているときに人は幸せな気持ちになるという話
利根川進が「目標があってそこに向かっているときに人はハッピーな気持ちになれる。目標にたどり着くとハッピーな気持ちはなくなってしまう」というようなことを言ってました。
それ、本当にわかりますよね。
恋愛も最初のデートや告白やキスなんかが一番楽しいし、あれだけ「会いたい会いたい」と思っていたのに、いざ一緒に暮らしはじめて「ずっと会っている状態」になってしまうと、日常になってしまいます。
マリッジ・ブルーももしかして「たどり着いたからこそハッピーじゃなくなる」というその言葉通りの現象なのかもしれないですね。
生まれつき実家が、「すごく土地がある」とか「家賃収入がたくさんあるビルを所有している」といった人って決して幸せそうじゃないのは、「目標がない」からなんですね。
幸せってどういう状態なんだろう、豊かな暮らしや愛や健康な身体や親しい友人なんかに囲まれている状態なのかなと漠然と思っていたのですが、もしかしてそんなことじゃなくて、「目標があるかどうか」なのかもしれないんです。
例えば観光地なんかによくあるのですが、飲食店で「そこそこ入っているのにスタッフや店長がそんなに楽しそうじゃない」というパターンがあるんです。
そういうお店って、もうメニューが決まっていて、来店するお客さまもそのお店にわざわざ来た訳じゃなくて、でも忙しくて、ただ目の前の作業を機械的にこなすだけだから、そんなに楽しくないんですよね。
それよりも、「お客さま来ないなあ。どうすれば良いのかなあ。ライブとかイベントとかやろうかなあ。メニューをおもいきって新しくしようかなあ」なんて考えて「目標の売り上げ」を目指しているお店の人の方が楽しそうなんです。
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スポーツや芸能界で成功した人が、何かと落ちていくときありますよね。
あれも「次の目標」を設定できなかったからなのでしょうか。
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結婚してもまた「次の恋愛」に走る人っていますよね。
その人も「結婚した相手との次の目標」をみつけられなかったということなのでしょうか。
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インターネット上で「目標に向かって頑張っている人」って幸せそうに見えますが、それに文句ばっかり言ってる人ってやっぱり不幸せそうです。あ、これは蛇足でしたね。
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「目標に向かっているとき、人は幸せになる。目標にたどりつくと幸せは消える」って結構、深いような気がしてきました。
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