ネットの記事はシングル曲、書籍はアルバム、と僕の本のこと
※土曜日は読む人が激減することが判明したので、個人的な話を。
最近よく思うのは、インターネットの記事は「シングル曲」なんです。1曲、すごくキャッチーな曲があれば、みんなが飛びついて話題にするって感じです。
だから、「記事のランキング」って「シングル曲のチャート」と似ています。
「ああ、これが売れてるんだ。まあメロディが覚えやすいし、リズムがシンプルだもんなあ。あれ? でも、こっちの曲、良いんだけど、そんなに売れてないなあ。渋いからそんなにチャートは上がらないんだろうなあ」って感じです。
それと比べて「書籍」は「曲(記事)がたくさん詰め込まれている」ので「アルバム」とか「コンピレーションCD」とか、あるいは「1時間DJすること」とか「1時間ライブをすること」に似ているんです。
だから「有名でキャッチーな曲(記事)」をいろんなところから集めて、例えば「2016年にインターネット上で話題になった記事ばかりを集めた本」なんていうのが出版されても、そんなに読者はグッと来ないはずですよね。
やっぱり全体を通して「グルーヴや流れ」を感じる構成でなければ「書籍」ってどうもイマヒトツと感じ取られるようです。
そのためには「中だるみしないように」とか「良い曲(記事)なんだけど、今回は収録しない」とか、そういうのがすごく重要みたいなんです。
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ところで、この秋に「小さいお店をやっていくことと街」みたいな僕の本が出るのですが、先日、最終原稿ゲラをチェックしました。
この本は、すごいグルーヴ感あります。読んでて「全部僕が書いたはずなのに」引き込まれました。
ちなみに妻もチラッと読んだみたいで、「今までので一番良いね」と言ってました。
詳しいことが決まり次第、こちらで報告いたします。よろしくお願いいたします。
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こちらで毎週水曜日に書いている「質問コーナー」ですが、そちらの書籍化も少しづつですが、進んでおります。まだまだ「質問」、募集しておりますので、「僕の本に掲載されたい」というありがたい方、是非、質問、お待ちしております。
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何度も言っている「ブロッサム・ディアリーの本が作りたい」という件ですが、もしかして実現しそうです。
この本にあわせて、ブロッサムのコンピCDとかLPとか出ればいいのになと夢見ています。
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『ワイングラスのむこう側』、おかげさまで、いろんな書店で良い場所に展開していただいてます。驚いたのは啓文堂渋谷店の入り口に展開していただきました。ありがとうございます。
現在、キンドル版はかなり値下げされています。この機会にどうぞです。
ところで、アマゾン・レビューでかなり手厳しいコメントを頂いて落ち込んでいます。誰か良いコメントを書いていただけたら助かります。「参考になった、ならない」をクリックしていただけるだけでも嬉しいです。→ http://goo.gl/P2k1VA
『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか』→ http://goo.gl/rz791t 最近、再び売れているようです。渋谷丸善ジュンク堂の「渋谷特集」で展開していただきました。ありがとうございます。
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noteで書いた「超短編恋愛小説」ただいま、まとめて中編小説にしている途中です。8月7日までには書き上げます。妻が「私が読んであげる」と言ってくれてて、妻に読んでもらった後に、プロの編集者の方たちに読んでもらうつもりです。こちらももうしばらくお待ち下さい。
よろしくお願いいたします。
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