まい朝の空に96

新しい朝です。

今日のこの空を
どのような思いで
見上げているだろう、
どれほどの人たちが。

同じ空。
異なる思い。

空は、そして太陽は、
見上げる人に
等しく光を
希望を
惜しみなく注いでいる。

あなたは
覚えているだろうか。
夏のある日の
希望の光を。

希望の光

あなたの
輝く未来を示す
光の道だと
喜んだあの日の空を。

その光は今も
あなたの進む道を
静かに照らしています。

いつの日も
変わることなく。

あなたが気づけば
あなたと
あなたの大切な人たちの
幸せは
眼の前にあります。

気付かず
目を伏せてしまえば
何も見えず
哀しみの黒雲に
光も感じないよ。
あたたかさも感じない。

目を開き
まなざしを上げ
深呼吸したら
立ち上がって。

光が示す道を
歩きだしてください。

一人じゃないよ。

いつも見守る
いつも声をかけてくる
空があるよ。

気づいてね。

一人じゃないんだって。

同じ空の下から
こころを込めて
あなたへ