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料理と算数~ばっぷくどん45号

佐々田法男さんの記事を読んで、
社会通信ばっぷくどん45号を起こしました。

ばっぷくどん45号

十数年前、ラヂオで聴いた話として、
数学者-秋山仁さんの言葉をお伝えします。

「数学を理解する能力は、
日常生活を支障なく過ごす能力と同じものだ。」

1 靴箱に靴をそろえて入れる。
     →算数の基礎を学ぶ練習。
2 料理の本を見て、 作ったことのない料理を作る。
     →筋道を立てて考える練習。
3 知らない単語を辞書で引く。
     →物の仕組みを知る練習。
4 家から学校までの地図を描く。
     →具体物を抽象化する練習。

ばっぷくどん45

秋山仁先生の主張は、
日常生活の中で数学的な考え方、
つまり論理的思考ができるように
訓練が可能だというものです。

将来、今ある仕事の多くを
ロボットやAI (人工知能)がおこなうようになる、
だからこそ『国語力』を身に付けておく必要があると以前に書きました。

3番目の項目「辞書を引く」は、
五十音順に項目 が並んでいることを意識するためもあるので、
当時はなかったからという理由だけでなく
ネット検索とは少し意味が違います。

ここに書いてある項目については、子どもたちに対して
生活の中で訓練 してあげることが可能だと思うのですがいかがでしょうか。

今日、この記事を書いているのは、
AIの 時代に育つ子どもたちだからこそ
身に付けて 欲しい力として紹介したいからです。

奇しくも3番の項目は、
国語力を付ける上でも有効な訓練になります。

検索の場合はA Iが提示するものしか見ることが出来ませ ん。
辞書だと、
目的のことばに行きつくまでに
自分の興味で寄り道できるところが利点で す。

AIの時代だからこそ
自己決定』がとても重要です。

選択肢がたくさんあるほど自由なのですが、
自分で選択しなければ自由である意味がありません。

やり直しのきかない人生です。
出来るだけ楽しく、前向きに過ごすために是非、
子ども さんを訓練して欲しいのです。

選択する時には、1~4番の力、
とくに4番の力が必要になります。
知らない内に頭の中でする作業ですが、
目の前にない事柄である将来について考なければなりませんから。

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かえる翁じ
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