『「地溝油」のせいで中華街が遠のく?!―ステレオタイプと私たちの食卓』
さて、みなさん、地溝油って聞いたことありますか?あの、なんとも言えない響き、そしてそこから思い浮かべるもの。下水から集めた油を使った料理なんて、考えただけでもゾッとしますよね。
実は、この「中国産食品・中華料理=地溝油」というイメージ、結構私たちの食生活に影響してるんです。例えば、横浜の中華街や街の中華料理屋さん。美味しい店はたくさんあるのに、「もしかして…」という疑問が頭をよぎるだけで足が遠のいちゃいませんか?
あたりまえですが、全ての中国産の食品が地溝油で溢れているわけではないし、実際には安全で美味しい料理がほとんどです。この心理効果、どこから来てるんでしょうね?
おそらく、SNSによる大きな影響があると思います。一度ネガティブな情報が広まると、それが頭から離れない。ちょっとした情報操作で、私たちの食文化に対する楽しみが奪われかねません。
警戒する事は大切ですが、一方で、情報を鵜呑みにせず、自分の目で確かめることも大事です。横浜の中華街に行って、直接店の人と話をしてみたり、実際に料理を味わってみるのもいいですね。そうすることで、いつの間にか心の中に潜む小さな偏見が消えていくかもしれません。
結局のところ、美味しいものは美味しい。それに尽きるんですよね。だから、次に中華料理のメニューを手に取った時は、もう一度考えてみてください。その選択が、本当に自分の味覚に基づいているかどうか。そして、少しだけ勇気を出して、新しい味に挑戦してみてはいかがでしょう。
そうやって少しずつ、私たちの食生活に新しい風を吹き込むことができる。そして、もしかしたら、あなたのお気に入りの一皿がそこにあるかもしれません。