2020年公開 北欧映画を振りかえる④1/31『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』ノルウェー・アイスランド映画
雪山でナチスの隠し財産を見つけたノルウェーの医学生がツンドラから蘇ったナチスソンビ軍団に襲われる、という『処刑山 デッド卍スノウ』の続編。前作は米エンターテインメント・ウィークリー誌が、「ゾンビコメディ・ベスト12」の8位にランクされ、ちょっとしたカルト映画です。監督は引き続きトミー・ウィルコラ。
ノルウェーは『ヒトラーに屈しなかった国王』で描かれたように、第二次大戦中、ナチスに侵略された国です。だからありえない話ではないのです(いや、ありえないか)。
ゾンビの攻撃から逃れた医学生マルティンは病院に収容されるのですが、なんとそこで誤って、ゾンビ軍団のヘルツォーク大佐の腕を移植でれてしまいます。自分の意志に反し、次々と暴力的に動き出す右腕。一方、ゾンビ軍団は山を降りて進撃を開始します。マーティンはアメリカに本部をおくゾンビ・スクワッドに救援を求めます。このあたりから荒唐無稽に拍車がかかってきます。このスクワッド、若いゾンビオタクが個人的にやっている組織なんですが、すぐノルウェーに急行し、マーティンとともに戦うことになります。チームのリーダーが考えた作戦はなんと、この地で捕虜となりナチスに銃殺されたソビエト部隊の死体を凍土から蘇らせさせるというものだった!
ヒューマントラストシネマ渋谷の「未体験ゾーンの映画たち2020」で上映。つまり、そーいう映画です。結構グロでした。
2020.1.31日本公開
原題 Dead Snow 2: Red vs. Dead
製作年 2014年
製作国 ノルウェー・アイスランド合作
配給 アムモ98
上映時間 101分
監督 トミー・ウィルコラ
キャスト
ベガール・ホール
オルヤン・ガムスト
マーティン・スター
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