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2020年2月 誕生日キャンプ in 横須賀・ソレイユの丘キャンプ場(2/11〜13)

「キャンプツーリング行こうよ」

 これがバイク仲間なら、なんと楽しいお誘いだろう。
 しかし誘ってきた相手はかみさんだ。波平ドラミかーちゃんのかみさんだ。波平さんと同い年でドラミちゃんの様なぽんぽよのかーちゃんなのだ。
「なんかね、ソレイユの丘って、キャンプ出来るんだって」
 誰だ、そんな余計なことを吹き込んだのは。
「ブランチでやってた」
 おのれ渡部、TVに出れなくなる呪いをかけてやる。
「大島が」
 児島だよって危うくツッコミそうになった。
「お父さんの誕生日に行こうね」
 可愛い事を言うではないか。でも思い出して欲しい。波平と同い年のドラミちゃん体型のお母ちゃんなのだ。
 それでも結婚当初は細くて美人だった記憶がある。もしも女優の伊藤かずえと小雪が3姉妹なら、真ん中にうちのかみさんが居ても違和感が無かったのだ。……昔は。
 今はだいぶ伊藤かずえの方が歩み寄ってくれたなぁ。
 日程は決まった。場所も決まった。あとは予約だ。これも冬場の吹きさらしのキャンプ場に来るような物好きは少なかったようで、すんなり取れた。
 そうしてかみさんは初めての、私は数年ぶりのキャンプツーリングに出かけたのであった。

不公平と言ってはいけない

 道中の話は大して面白い事もないので割愛する。ただ、かみさんのバイクには、ダウンシュラフを2つだけ積んだ。それでもふらつくのは何故だ。
 私のバイクにはテントとコット2台とインフレータブルマット2枚とグランドシートと銀ロールマットと焚き火台とLEDランタン2つとストーブと薪1束(!)とテーブルと鍋と釜とダッチオーブンとスキレットと自分とかみさんのチェアと食材を積んだ。

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 総重量は50kgじゃ効かないと思われる。北海道ツーリングの時以来の荷物だ。ライム先輩は流石だ。
 これで初心者の後ろからついて行く。苦行と言っていい。少林寺の鍛錬に取り入れてもいいと思う。

設営すっぞ!

 ようやく到着し、チェックイン。薪売ってたよ。ホームページに記載がないから背負ってきたのに、ご丁寧に売ってるよ。しかもキャンプ用品レンタルもあるよ。荷物半分で済んだよ。そういう大事なこと言っとけよ児島ぁ!
 テントサイトは芝生。よくある「芝のサイト」と言いつつオオバコやぺんぺん草の「短い草むら」ではなく、本当に芝生。たぶん高麗芝。

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 海面からは15m以上ある高台で、海風が吹き付ける。海に面した一角は船越さんが犯人を追い詰めそうな雰囲気もあるっちゃある。

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 おかげで寒い。体感温度は海風が根こそぎ持って行きやがる。

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 風が強いと必然的に焚き火が厳しくなる。まず禁止されるし、許可が出ても火が落ち着かない。火の粉も飛べば煙も寄ってくる。そうなると暖が取れないだけじゃなく、なんとも暗い。料理もショボくなる。するともう寝るしかなくなる。岩崎宏美が「さあ眠りなさい」と言ってくる。船越さんが犯人を連行したからだろうか。でも時計はまだ19時前だ。早い、早すぎるよ。

本領発揮タイムの始まり

 19時過ぎたら風が収まり、ようやく焚き火に点火式を開催して、やっとキャンプが始まった。灯りと暖と料理も揃う。酒も飲もう。そして暖かなシュラフで眠ろう。

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 ただし焚き火台はチョイスミス。コールマンのファイアーディスク、盛大に燃やすには良いみたいだけど、「良い感じの」焚き火には向かないみたい。ディスクが熱を奪うみたいで、しかも空気の通りも悪い。結構高かったのにお蔵入りかも。

楽しみはいろいろ

 明日はカピバラやアルパカと戯れ、観覧車に乗って風呂に入ろう。あ、風呂は観覧車の中じゃなくて大浴場なので注意。海鮮バーベキューも食べられるし、アーチェリーもある。

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若干の不便

 ただしキャンプ場に飲用水は無い。トイレも仮設のボットン系だ。充実してるのかしてないのかわからないキャンプ場だけど、子供連れにはおすすめ出来る。
 ……ただし暖かい時期に限るけど。

データ: 一泊料金
フリーサイト¥3,500-〜5,500-(1区画6人まで含む)
駐車場料金別途、各施設料金別途、各遊戯場料金別途
薪:杉 3kg ¥900- 広葉樹 6kg ¥1,000-