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人が人に技術を教える素晴らしさ

今までは仕事から学ぶ事が多く、専門知識を会得したり、実績を残したりを繰り返してきた。
何年も同じジャンルの仕事を続けていると自分の仕事の領域について聞かれた時に調べなくてもある程度の事は答えられるようになる。
そうなると新たな発見が少しずつ無くなっていき、毎日の仕事が作業的なものになってきた。

自分が仕事についてつまらなくなってきたと感じた時、当時の会社の上司に仕事のモチベーションをどこに置いているか聞いてみた。

すると、その上司は自分の知識を誰かに伝えて誰かの役に立つ仕事でモチベーションが上がると言っていた。

その上司の年齢は40近くで、自分からしたら何でも出来る人だった。
だが、そんな上司もそうなるまでは色んな事に手を出して失敗し、学んで身につけたと言っていた。
当たり前の事だと思うが、失敗を怖がらずに挑戦し続ける事は難しい。
そんなは人でも今後のキャリアについて考えた事が悩んだ時期があるらしく、それは一度極めた道を手放して新しい事に挑戦するか極めた道を進み教育の道に進むかというところだった。

そこで教育の道を選ぶ事になったのは、自分の知識や経験が誰かの役に立つ実感が強く出るからだと言っていた。

その人の教育は学校の義務教育のような教育ではなく、専門知識を学ぶための教育だった。
専門知識を学べる教育はその生徒の知識として昇華され、新しい技術を生む。
そうして、知識を繋ぐ事で新しいものを作り続ける。

私はそれを聞いて教育の素晴らしさに気づいた。
学校教育では、自分が学びたいかどうかも分からず勉強していた事がほとんどだったが、大人になってからの教育は意味が変わってきているのは実感していた。
学んだ事がそのまま自分の仕事のパフォーマンスに影響する。
専門知識を多く有する人ほど選択肢が多く、勝ち筋を掴みやすい。

今からでも大学生に戻って真剣に学び直したいと思うほどに教育はその人を作るのだと思った。

まだ自分は若くやれる事は多い。
人生一生勉強とはいうが早い方がいいので、
教育を受けられる事に感謝して知識を自分のものにしようと思う。

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